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すいっちの読書日記

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ビジネス書・小説・エッセイなどを読んで、僕自身が感じたことや僕の経験とリンクした部分を伝える記事をまとめています。数個のポイントに絞って書くように心がけているので気軽に読んでくだ…
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#エッセイ

【レビュー】オードリー若林正恭著「ナナメの夕暮れ」が面白い!【自意識過剰な人必見】

こんにちは、すいっちです。 オードリーの若林正恭さんのエッセイ「ナナメの夕暮れ」が文庫本化しました! ということで、今回単行本を読み返して感想・レビューを書いてみることにしました。 ・「人付き合いが苦手で生きづらいな…」と感じている ・世の中の規範に疑問を持ち、息苦しさを感じている そんな人にピッタリのエッセイだと思います。 実際に、本書のまえがきで と書いています。僕は前者だったので読み進めました。 生きづらさが完全に解消されるわけではないけれども、緩和する

表舞台と裏方へのリスペクト【又吉直樹:東京百景】

僕は人前に出る表舞台の仕事か、 陰で支える裏方の仕事をしたいのか決まっていない。 ただ、表舞台では裏方への 裏方では表舞台への リスペクトを忘れないようにしようと決めている。 ”忘れない”という表現は正しくないかもしれない。 忘れてしまうのは重要だと思っていないからだ。 どの表現がぴったり当てはまるだろうか。 ……”根付いている” かな。 もっと良い表現もある気がするけど、ひとまずこれで勘弁してください。 とにかく「いつでも当たり前のように傍らにある」状

挨拶は人間関係を円滑にする【挨拶をする4つのメリット】

こんにちは、すいっちです。 以前、挨拶についての記事を書いたのだが、 小林賢太郎さんのエッセイ「僕がコントや演劇のために考えていること」の中でも挨拶についての記述があり、 「やっぱりな」と膝を打ったので、改めて挨拶の効能について紹介したい。 ■サインとしての機能返事や挨拶をはっきり大きくすることは、現場にとってとても大切なことです。「おはようございます」には、「私は来ましたよ、ご用がある人はどうぞ」というサインとしての機能があります。 引用元:小林賢太郎「僕がコントや

本は杖やビート板

本を読んだら人は変われるか? 結論を言うと、 本を読んで”行動すれば”変われる。 ただ、本を読んだだけでは変われない。 本は本気で何かをしたい人間にとっては杖やビート板のような役割をすることはあるけど、本だけの力で人間を変えることはできないと思う。 だから、とめどなくダイエット本が出ては売れるし、自己啓発本も売れる。本当に変われるのなら、一冊出版されたらその一冊以降売れない筈。 やっぱり本人の意思と行動ありき。本は杖やビート板。 引用元:若林正恭「完全版 社会人大

noteで「スキ」を押せない心理

noteの記事に「スキ」を押せない自分がいた。 「あれ?なんで僕は今『スキ』を押すのをためらったのだろう?」 そうだ。この記事にはまだ「スキ」がついていないからだ。 人の尺度でしか価値を測れない人間になってるんだ。 自分が良いと思ったものを良いと言えずに、他人の評価に合わせて生きてきた弊害がnoteの「スキ」の押し方にまで投影されてるんだ。 なんかもったいない生き方しているなあ。 現実では難しくても、note内では自分が「スキ」かどうかくらい自由にすればいいのに。

【自意識過剰で悩む人必見】若林正恭著「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」に見い出した苦悩と希望

こんにちは、すいっちです。 「人見知りだから社会で生きていくのがつらい…」 「自意識過剰で周りの目が気になって生きづらい…」 と悩んでいませんか? そんなあなたに読んで欲しい本があります。 それが、オードリー若林さんが書いた「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」というエッセイです。 ■このnoteの概要この本はエッセイと言いつつも、自己啓発や仕事術などの側面も持っていると僕は思っているのですが、 今回は人見知りや自意識過剰の人が読むと、心が軽くなるという面

「普通」の立場に価値がある

最近、就活についてのアンケートがナビサイトから送られてくる。 アンケートに答えた見返りとして、 Amazon ギフト券がもらえるらしい。 アンケートに答えるのがめんどくさいし、個人情報を騙し取られる可能性もあると感じていたので見向きもしていなかったのだが、 就活生なら誰でも知ってるような大手のナビサイトからもこのアンケートが送られてくるので、信頼性はある程度あるのかなと感じ始めた。 (大手ナビサイトが詐欺に加担してるとなったら問題になるから) 興味を持って、よくよく見

お笑い好きの僕が独断で選んだ芸人のエッセイおすすめ7選

芸人が書くエッセイが好きだ。 書店とかに並んでるのを見るとつい気になって買ってしまったり… お笑いナタリーで芸人が書くエッセイの新刊が出るという記事を見ると、なんとなく発売日までソワソワしてしまう。 テレビやライブで活躍する芸人たちの内面や違った一面に近づける感覚があって、その苦悩や思慮の深さにグッと来てしまう。 芸人が普段見せない「人間」としての側面を垣間見ることができるから、僕はエッセイに心惹かれるんだと思う。 そんな芸人エッセイ好きの僕が今まで読んできた中で、特

自己啓発の終着点

今までいろんな自己啓発本を読んできた。ただ結局言ってることは皆同じ、「行動しろ」の一言に集約される。 行動するためにどうしたらいいか?ということを具体的な方法だったりとか、メンタルだとか、違ったアプローチで説明しているに過ぎない。 (どうやってこの俺に行動させてくれるんだい?という視点で見るのも面白い) まあそんなこんなで、数多くの自己啓発本を読んできたのだが、結局たどり着くのは中学時代に読んだ若林さんのエッセイ「社会人大学人見知り学部 卒業見込」の一節だ。 性格とは形状