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バード・ウォッチング 

小鳥を描きたいと思い、新しい双眼鏡を手に入れた!

今日は写生を休んで、そんな近況報告を。


手に入れたのは、12倍率、50mmレンズの双眼鏡。

重さが900gくらいあって、ちょっとさすがに重いか。

しかし集中してれば気にならないか。慣れかも。

徐々に身体に馴染ませれば、捌けない重さ、大きさでもない。

逆に重く大きいぶん、安定した静止がしやすい。


ピント合わせは、高倍率のぶんシビアで、常に調整が必要な感じ。

重さへの対応もそうだが、これもちょっと練習が必要そうではあるが、練習もまた、武器を習得するみたいで楽しいかもしれない。


見え心地はやっぱり、広く鮮明な視界がツンとテンションを上げてくれる。


ところで、
これまで使っていた双眼鏡は、リサイクルショップで買った7倍20mmレンズのもの。

でも、新しいものと比べてみると、このクラシックな小型の双眼鏡にも良さはあって、倍率が高ければ良いというものではないかもしれないと思った。

たとえば、手前のものを見るときは、12倍の双眼鏡ではちょっと近すぎると感じる。

慣れもあるかもしれないが、7倍のクラシックな双眼鏡はピントも甘いぶん、ピントにとらわれず飛んでいる鳥を見つけやすかったり。慣れもあると思うが。

そしてなんといっても軽量な分、素早く動けるということもある。


それから、12倍双眼鏡のもう一つの癖?は、ちょっと対象が歪んで見えること。

これも慣れてしまうのかもしれないが、正確なプロポーションがわからないのは、スケッチ観察としてはどうだろうか。。

まあでも、そんなに大きな問題ではないだろうが。

ともかく、両方持って行って、使い分けるとよさそう。



ところで現在の課題は、小鳥とどこで出会えるか?

小鳥観察にふさわしいスポット探しが大事な気がしている。

手始めに庭先に餌場を作ってみて一週間以上経ったが、いまだに一度も餌場にいるところを見かけない。

しかし餌はしっかりなくなっているのですごい。

それでも起き続けていたら、そのうち見れるようになるかな。


そのほかに、小鳥を探すポイントは河原。

堤防沿いの草場を探したり、向こうの桜並木を探したり。


それから田んぼ。

向かいの山を見渡したり。

家の庭にも目をやって。


山に行けば、また違った種類の小鳥がいるだろう。

里山の小鳥を中心に見ていきたいが、そのうち山にももちろん行くだろう。


今の季節は木がよく繁り、鳴き声はすれど姿が見えず、なんて場面が多く、意外に収穫が進まない。

今日もとにかく田んぼに行ったが、雀が見える程度。


仕方なく、田んぼに面した墓の草掃除などしていると、ほんの軽い夕立が降ってきた。

外で濡れるのも清々しいような気持ち良い通り雨。

空を見ながら墓の休憩小屋でひと休みしているうちに、雨雲は通り過ぎた。

観察の場所を変えてみるか、と小屋を出ると、小鳥の姿。

セキレイ。

セキレイのカップル?が追いかけっこをしている。

それから、宙をチュチュチュチュと飛ぶのは、なんて鳥だろう。

いつも田んぼの上空を、まんまるい感じの身体で、羽根を懸命に羽ばたかせ、

チュチュチュチュと泣き続けて飛ぶ小鳥。

それから、シルエットはセキレイによく似てるけれど、背中が灰色で、雀よりも小さな小鳥。これも名前はわからない。

他にも、先日スケッチした赤茶の羽根をした小鳥やら。


先ほどまでは静かだった田んぼ一帯が、少し賑わって見える。

雨に生態の色々が刺激されているんだろうか。

虫が出てきたのかもしれない。

大きな収穫はなかったが、それなりのウォッチングだった。


帰り道、夕方近くになってきて、電線に並んで留まっている小鳥は、たぶんムクドリだろう。

双眼鏡で覗くと、やや逆光を受けて、ムクドリらしい顔の縁取りと印象的な黄色い脚。嘴の黄色はくすんで見えない。

しかしどうも、そのムクドリらしい小鳥の列の中に、雀も混じっている。

混合して留まっていることもあるのか。

関東で見かけるムクドリよりも小さく見える。

気のせいかもしれない。


新しい双眼鏡を買うときに、カメラ付きのものにするか迷ったが、

結局付いていないものを買った。

スケッチの際にも便利に決まってるんだが、あえて、観察と記憶のみで描くことにしてみている。

花などはじっくり見られるが。

しばらくはバード・ウォッチングに入れ込んでみようかな。


さて、明日はさらに開拓していこう。

双眼鏡に、小鳥スポット探しに。




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