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中秋団子

先日の中秋の日に団子を作ってみた。

白玉粉がないので、小麦粉で。

作り方はスマホで。

思いつきといえ、人に喰らわすものなので、

道具も揃っているので、

いっちょ本気でやってみるかって。

レシピはこちら↑ ありがとう。


時間もないので、

よしっ、て早速始める。


まずは、

小麦粉40g

砂糖40g

水140g

ごま油10g

を生地に。


思ったよりもシャブシャブだ。


これを鍋で中火にかけて、ゴムベラでかき混ぜる。


しかしシャブシャブだからと舐めていてはいけなかった。

あっという間に小麦粉要素が鍋の底で固まりだす。


危なかったぎりぎりセーフで、固まりそうに固形づいた底片をこそいでシャブシャブへと攪拌さす。


や、しかし攪拌し切らない。固形づいた小片のいく筋かはシャブシャブの海に浮かんだまま攪拌されない。

「失敗か」


やり直す時間はない。


とにかく混ぜよう。


混ぜた。


どこまでも

混ぜた。


永遠、混ぜた。


か、に思えるほど、混ぜたが、シャブシャブの海は干上がらない。


心配になってレシピを確認すると、


「側面についた生地が白く乾燥」し、


「鍋底から生地を返してぺろんと剥がれれば」


炊き上がると書いてある。



ぺろん。。



ほど遠い。。



ガチャガチャとうるさく音を立てながら、

レンジの五徳に鍋をガチャガチャぶつけながら、


さらに混ぜた。


再び、永遠混ぜた。


腕に乳酸が溜まって重かろうとも


混ぜた。



はじめに心配したダマのいく筋かは、いつの間にか姿をけして、


いつしかダマることのない

「ぺろん」になった。


や、正確には「ぺろん」一歩手前感は否めなかったが。

しかし、これ以上やっては「ペロン」がバラバラに分解しそうである。


ようやく息を解いて、

「ぺろん」をラップの上にあける。


次は「こね」。

ラップを使って、手を汚すことなく、

生地を二つに折り返す。


さらに、

四方の方向から生地を何度も折り返す。


左から折り返したら、次は下から。

次に右から折り返し、さらに上から。

これを3周繰り返して、「コネ」は完了。


夕食後のデザートなので、五人分の材料とはいえ少量だ。

苦もなくコネ終えたら、棒状に伸ばす。


ラップに包んで伸ばしたら、

その棒状を、ラップの上からねじりながら、五等分する。


気がつけば、団子の姿になっている。


カンタン!



この丸団子を、そのまま積んで月見団子にしてもいいが、

おいしさ優先、少し平たくしてフライパンで焼く。


五平餅みたいに、焼く。


おいしそうな焦げ目を目指して

焼く。

焼いた。


最後に、

上白糖小さじ2

醤油小さじ2

みりん小さじ4

水小さじ4

片栗粉小さじ1

で、

みたらしあんを煮詰め、


焼き上がった平団子にとろりとかけて

できあがり。


喰らわす五人分しか作れなかったから、味の確認はできなかったが、

うまかったかな。

うまかったはず。


あんまりないくらい、

月もきれいに見えたし。



今日の制作画像↓

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