[Joy]

ようやく紅梅の絵が完成。

もう十日以上前の春の彼岸の墓参りのときに遭遇した紅梅は、前日の陽気で一気に開いたようすで、お椀型の五枚の花びらがぷっくり、瑞々しく開いている。

花の一つひとつが生き生きと張りがあって、強く印象的。

描き直しもあって、再度見に来たときには、いくらか張りを失っていて、一期一会を想う。

同じ木でも、毎年同じように咲くわけでもないし、出会うタイミングによって印象も違ってくるという当たり前のことにあらためて気づく。

五枚の花びらが両手と両足を伸ばして喜びを表す人にも思えてくる梅の花との邂逅に喜ぶ。

[Joy_紅梅]
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