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ルドンを見に行ってシャガールに惹かれる(三菱一号館美術館『印象派からその先へ』)

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昨年末、ルドンの『グラン・ブーケ』を見てきました!
想像していたよりも大きい!!迫力があってずっと見ていたくなるような作品でした。
黄色がかったような茶色がかったような灰色の背景も印象的で、より一層花瓶や花が引き立つように感じました。
『グラン・ブーケ』はドムシー城の大食堂の装飾画のうちの1枚なのですが、これが食堂に飾られていたら本当に素敵だろうな、と思います。

ドムシー城の大食堂の装飾画18枚のうち残っているのは16枚。そのうち、15枚はオルセー美術館にあるそうです。
去年オルセーで感動した『マーガレット』も、その1枚でした。
その時のnoteでは見当違いな妄想を繰り広げており、恥ずかしいです…。
訂正の追記をしています。

ドムシー男爵から装飾画に関して「暖色がふさわしい」という旨を伝えられていたにもかかわらず、グラン・ブーケではかなり青を使っているのも面白いです。
秋の『1894 Visions』でも展示されると思うので、また見に行けたら良いなと思います。

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今回新たに好きだな!と感じたのはシャガールの作品。あんまり重力を気にしていないところが独特で素敵です。
浮遊感があってウキウキした作品も数ある中、『夢』は悲しみを感じる作品です。
白いドレスの女性は亡くなった奥さん、画面左で椅子に座っているのがシャガールでしょうか。
画面上部で楽器を演奏したり花束を差し出している人たちが宙に浮いています。これは二人の結婚を祝った人々でしょうか。
テーブルクロスの白色から結婚式で見た奥さんの白いドレスを想像した時の悲しみを表しているのかな、と思いました。

画面の左上で、背景の青とほとんど同化しているのですが、楽器(バイオリン?)を弾いている馬のようなユニコーンのような動物が魅力的です。
この子のグッズが欲しい…。

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あとはモネの『サン=ジェルマンの森の中で』の赤やオレンジの落ち葉や、ルオーの『バラの髪飾りの女』で額縁を描いているところ(ポストカードはありませんでした…)も印象に残りました。


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次回イベント:2020/2/29-3/1装苑presentsアクセサリー蚤の市
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Creema
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