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【読書記録】心。人生を意のままにする力(稲盛和夫)


こんばんは✨

今日の一冊は、
📚心。人生を意のままにする力
✏️稲盛和夫

稲盛和夫さんと言えば、
京セラ、KDDIの創業、JALの再建などをした
日本を代表する経営者のお一人。
あまり詳しくない私でも知っている存在でした。

今回初めて、稲盛和夫さんの著書を読みましたが、もう一瞬で読み終えるくらい夢中でした。
一つ一つの文章はとてもシンプルだけど、響く言葉の数々…心が熱くなりました。
人間の心のあり方についてお話されているので、
ビジネスマンに限らず、どんな人でも、
人生のためになる一冊だと思います!

備忘録として、自分の心に響いた内容を書き留めておこうと思います📚

●心がすべてを決めている

人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものです。それらはまるで映写機がスクリーンに映像を映し出すように、心が描いたものを忠実に再現しています。
「心。人生を意のままにする力」p.13

いいことが起こるのも、悪いことが起こるのも、
自分の心のあり方次第であり、
全て自分自身で引き寄せているもの。

苦難が続くと、
つい周りのせいにしたり、
なぜ自分ばかり…と自分を不運だと思ってしまい、
愚痴をこぼしてしまうけれど、
また、その心が自分に戻ってきて、さらなる苦難を呼び起こしてしまう。
そう、全て自分の心が引き寄せたもの。

とても厳しいように感じるけれど、
自分の心のあり次第で人生を良い方向にも変えることができる!
苦難が続いたとしても、それを素直に受け止めて、真摯に明るく懸命に努力を重ねていけば、道は開けていく。

●利他の心

他者を思いやり、ときに自らを犠牲にしても他のために尽くそうと願う心のこと。
利他の思いから行動すれば、自らのもとに返ってくる。

まずは、自分にとって大切な人、家族、友人、職場の人など身近な人のためにできることをしていきたい。

利他の心は、「徳を積む」に近いのかな。
自分のコンディションによって、
難しいときもあるけれど、
小さなことから積み重ねていきたい。


●燃える闘魂

思いやりも大事だけれど、
それだけで全てうまくいくわけではない。

「何があっても成し遂げる!」という強い情熱が必要。

今の時代なのか、
昔ほど熱い気持ちを持った大人って少ない。
小さい頃たまたま熱い気持ちを持った大人に囲まれてただけなのかもしれないけど💦

表面的な目的も大事だけれど、
その裏で熱い気持ちを持ち続けていないと、
困難な局面や大きな壁にぶち当たった時に、
いつか挫折してしまう。

私もピアノを19年続けてきて、強くそう思う。
強い気持ちを持っていなければ、
そこまで続けられなかったと今でも思う。


●感謝の心

よいときも悪いときも感謝の思いで受け止める。
当たり前のことって思うけれど、結構難しい。
よいときは勿論感謝するけれど、
悪いときはなかなか感謝できない。

怪我や病気をしても、
これくらいで済んでよかったと、
災難を喜んで受け止めて感謝する。
そうすれば、悪しき「業」も消えていくのだそう。

その一瞬を切り取ると、痛いし、辛いし、
何でこんな思いするんだろうって思ってしまうけれど、
もしかしたら不治の病になって死んでいたかもしれないし、もっと長引いていたかもしれない。

常に「ありがとう」の気持ちを忘れないように
過ごしたい。

「ありがとう」という言葉は、「あるのが難しい」、すなわちありえないことが起こっているという意味で、私たちが生きて経験することは、実はすべてが「あるのが難しい」ことの連続なのです。
「心。人生を意のままにする力」p.45-46
謙虚さとはお守りである。他人に対してはもちろんのこと、自分に対しても、また自分を取り巻く環境に対しても、どんなときも謙虚な思いを忘れないこと。
「心。人生を意のままにする力」p.51


●正しさを貫く心

損得ではなく、
人として正しいかどうかで判断する。

突き詰めて考えていくと、
損得勘定になってしまいがち。

人間として正しさを貫くことって
難しいことなのかもしれない。


●最後に

最後に人生を支えてくれた奥様や家族への感謝が書かれています。

稲盛さん自身、
仕事に没頭していて、家庭のことを後回しだった為
家庭を犠牲にしたと言っていますが、
きっと奥様は犠牲だと思っていないと思います。

周りが誰もついてこなくても、味方でなくても、
どんな困難な時であっても、励まし続けてくれた奥様の存在。犠牲だと思ってたら絶対できないこと。
素敵な奥様なんだろうなぁ。


仕事で疲れきった心に響いた本でした✨
2022年も残りわずか…
今年も最後まで走り抜けたいと思います!

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