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ネトフリの神ドラマ『セックスエデュケーション』を観てほしい




大大大好きなドラマ『セックスエデュケーション』シーズン3が9/17にネトフリで配信されます!
気が早いですが、先駆けてファンアートを描きました。

男子高校生のオーティスは、母親がセックスセラピストであることを生かし、全く恋愛経験が無いのにもかかわらず、メイヴと一緒に同級生にセックスセラピーをする小遣い稼ぎを始めるが……というところから始まる学園ドラマ。
登場人物の人間模様を通して、性被害、LGBT差別、体の悩み、恋愛の難しさなどなど……性に関するあれこれを学べるドラマです。
めちゃくちゃキュンとするし泣けるし面白いだけじゃなく、とても学びになる最高のドラマなんです!!

登場人物は大人も子供もいじめられっ子もいじめっ子も、何かしら悩みを抱えていてみんなチャーミングでほっとけなくて感情移入しまくり。
特にメイヴがもう尊すぎてやばい。絶対幸せになって……
あと挿入歌もめっっちゃよくて、シーズン1とシーズン2のプレイリストをAppleMusicで作って繰り返し聴いているのですが、80sの最高な音楽が主に使われており、曲のタイトルや歌詞とドラマの内容がリンクしてることも多々あって、遊び心があり楽しいです。

余談ですが、わたしが最初に心を掴まれたさり気ないけど印象的だったシーンを一つだけ紹介します。
シーズン1の序盤で、メイヴが中絶手術をするというかなりヘビーな展開があるのですが、メイヴが手術を受ける病院の前には、宗教上の理由から中絶手術への抗議活動をしているカップルが座っています。
結果、メイヴは手術を受けるのですが、このドラマではそれに反対するカップルも否定していません。
わたしはメイヴが高校生で中絶手術をするという過酷な経験を乗り越えたストーリーに加え、ドラマの制作陣がそのカップルを通じて伝えてくれた、多様性を受け入れ共生するぞという意志、そして対立する意見・思想がこの世界には常に存在することを無視しない姿勢にも感動しました。

こんな高度なポリティカル・コレクトネス、日本のコンテンツでは見たことねぇや!と思ったシーンです。

明らかな加害はしていなくても、知らず知らずのうちに些細な言葉や行動で人を傷つけたり、偏狭さを持ってしまったりというのは、誰の身にも起こりうることだと思います。
このドラマでそんな自分にも気付かされる。

ちなみにシーズン1はエピソード5がめちゃ泣けるのでぜひ…!

『セックスエデュケーション』を観る人が少しでも増えれば、社会が一歩前進する、みんなの明日がちょっと明るくなる。
そう思わせてくれるドラマです。

仰々しく書きましたがふつうにラブコメが面白いしみんなかわいくてきゅんきゅんするので、「現代版ゴシップガール」くらいの感覚で気負わずに観てもらえたらうれしいです!

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