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自分への決意表明。

最近の私はちょっとおかしい。
いや、だいぶおかしい。

noteに書こうとしてもうまく書けない。
うまく書こうとしなくても書けない。

書けないついでに昔の(大昔の)回想録を書いたりして、そうそう私はRくんとの15年を書き残したくてnote始めたんだから、本来はこれでいいんじゃん。と思うなどして、現実逃避した。



私は元々、あまり自分の話をするのが得意ではない。
相談、愚痴、そういう類のものも、言うよりは断然聞く側だった。

そんな私がこの歳で初というくらいの相談に乗ってもらう、まして恋愛の。なんていうことをしたものだから、色んな人にご迷惑をおかけしてしまった。

自分でもはっきりしない自分にほとほと参ってしまう。
悪循環でしかない。


このままでは埒が開かないので、自分を客観視して、まずは思考を明らかにしてみようと思って書いている。
書くことで冷静になれる上、自分で気付いていなかった気付きもある。
定期的にこれをしないと今の私はダメだと思う。

身内しか読まないやろというくらい、とーっても長いので、読まなくて大丈夫です。



15年も片想いしながら、それなりに私のペースでRくんと楽しい思い出を増やしてきて、最近は恋人ではないけれどただの友人とも違うという、私たちなりの私たちだけの関係性に名前が付けられそうなところまできていた。

そこに私は満足していた。

どーうしても付き合いたいだとか、そんなのおこがましいとさえ思っていた。


現にRくんに彼女がいようといなかろうと、たまに会って、海に行き、ごはん会をして、フットサルに行けばいて、そんな15年だった。

彼女がいるRくんに、彼を独占できる権利がある女の子がいるんだなぁなんて遠い目をしていた時期もあったにはあったけれど、誰と付き合っても会えば何も変わらないRくんがいて、目の前の彼が彼らしくいてくれるならそれでよかった。
そんな彼が好きな私も好きになれた。



ところが最近の私は違う。

Rくんにいよいよ好きだと伝えようと思うに至った。

15年は長く、周囲は皆んな私の彼への好意に気付いている。
彼だけが気付いていない。
何度か、本当は気付いていて気付かないフリをしているのではないかと思ったこともあったけれど、本当に気付いていない。

幸か不幸か、彼はそういう人だ。



私はなぜ彼に今好きだと伝えたいのか。

そこが自分自身はっきりしていなかったのだと思う。
だから、好きと言いたい私に、何で?長いことこれで自然に楽しくやってきたじゃん。ともう一人の私が言ってくる。

そしてこれでもかと言うほどにグルグルした。


なぜ今なのか。

これは彼のせいにしたいわけではなく事実を述べたいだけなのだけれど、最近Rくんはやたらとモテる。
知り合ってからずっとモテてはいたけれど、比ではない。

Rくんはここ何年か彼女を作らない。
その理由を彼は、年齢的に結婚がチラつくからと言っていた。

共通の友人によれば、相手からの結婚という圧を明らかに嫌がっているし、本人も結婚を考えられるくらいでなければわざわざ付き合う必要がないと言っていた、とのこと。

確かに男性にとって(Rくんにとって?)責任がないのに彼女と何も変わらないことができれば、その方が都合がいいのは当然だろう。

周囲の女性たちの年齢もそうさせているのだろうけれど、 “もしかすると彼は次に付き合う人と別れることはないかもしれない” という気配を敏感に感じ取った女性たちが彼に好意を伝え始めた、というのがこのモテようらしい。

彼に直接聞いたわけでもないのにそれを信じ込んで振り回されるなどアホらしい。と思われるだろうけれど、そうならない保証もないと思った私が焦り始めた、というのが現実だ。


とはいえ新年度で仕事に忙殺される毎日の中、彼のことだけ考えていられるわけもなく一瞬で過ぎていく日々に、段々と正気を取り戻していく私もいた。

彼に彼女ができようと、真剣に結婚を考えようと、彼が幸せならそれより何を望むことがあるのかと思うのもまた本心で。

私は結局グズグズしてる自分でいいんだわ、じゃなきゃこんなにいつまでもグズグズしてるわけないし。はいはい。気が済むまでそうしてれば〜。と呆れたり。
人にも同じことを言われたり。



仕事に忙殺されている、という言い訳でグズグズした自分を仕方がないと思っていたけれど、仕事が忙しかろうと時間に余裕があろうと、グズグズする人間はするし、しない人間はしない。
仕事が忙しいのは彼のせいでも私のせいでもない。そういう仕事なのだからそれこそ仕方がない。

時間は作るもの。それでも物理的に無理なものは無理と割り切る。

ただ睡眠は大事だなとはつくづく。
6時〜7時に出勤し遅くても21時には帰宅。
そこから深夜2時3時まで在宅で仕事を片付ける。
この生活はよくない。考えなくていいことまで考え出すし、メンタルがまず弱まる。

自分たちのペースで。
彼の仕事が忙しいときに負荷をかけたくもない。



そんなことを思って、柄にもない自分を自ら笑い飛ばしたりしていたところに、久々顔を合わせた知人から入ってくるRくん情報。

「どうせ他から入るだろうから、そうなる前に私がRちゃんをこき下ろしといた方がいいと思って〜」と笑っていたけれど、彼女が私を気遣ってくれたことがわかって泣きそうになった。

私のペースでと言いながら、のんびりしていたら本当にあっさり誰かのものになりそうなRくんのフットワークの軽さに(精一杯の良い表現。笑)また勝手に振り回されるメンヘラの私。

メンヘラって端的に言うと?と聞いてきた同僚に、「今の私。」と即答できるくらいにはそれ。


知人からも、「早く言った方がいいよ!アイツ鈍感すぎてうちらの方がイラつき始めてる!」と言われてしまう始末。

最近ずーっと話を聞いてくださっている方にも、考えても意味ないことを考えるのは生産性がない上にいい方に考えることなんかないと再三言われていて、かつ対人関係においては対話せず考えるのは悪手でしかないということにも同意しかないのに、こうもできないとは。

こと恋愛、対人関係となるとこんなにポンコツなのかと自分でも。

そんな様々な人たちから励ましてもらい、いい大人が何してんねん。これで行動しなかったら何なん。と思うに至り、今日こそ言おうと決心した先日(中学生?)彼に、会いたいと言った。

【すげえかわいい女の子と会えそうなんだが】と返ってきた。

会いたかったなとだけ返信し仕事に逃げていると、深夜3時に今からでよければ会えるよと。

この時点で大体予想つくのだから今日はいいと言えと思う今の私なら。
この時の私は言わない。固い決意。

行くね!うん、ありがとう!というやりとりをし、家に来てくれた彼から、彼のものではない彼の大好きな香水の香りがして、私の固い決意はみるみるうちになくなった。

“すげえかわいい女の子” と香水が強く移るほど深夜3時までやってることなんか大体想像つくのだから、断れよ!断らず無理矢理呼び出したなら目的を果たせ!と思う今の私なら。
この時の私は果たさない。



言えなかった。

香りだけなのに確かに感じた存在の前に、“すげえかわいい” という事前情報の前に、私の決意はなんとも脆かった。



私が万が一彼女になれたとして、彼にとって本当に幸せか?とは正直に言えば思う。

けれど今は、私がどうしたいかを考えて行動したい。


私はRくんが大好きだから。

Rくんといる時の自分は唯一好きになれるから。

シンプルにそれだけを。


次は絶対に伝える。

もう後悔したくない。

見た目とかスタイルとか色々と他の人には勝てないけれど、私には彼との15年がある。

彼を想う気持ちだけは誰にも負けないことに今更気が付く。

ここに書くことでもう自分に言い訳できないように。(間違ってるnoteの使い方。笑)

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