プレゼント
小学二年生の娘は、まだサンタさんを信じている。
そこで、最近彼女ははサンタさんに頼むプレゼントを何にしたらいいのか悩んでいる。
最初は何やらスライムを作るオモチャにしたいと言っていた。
アクアビーズとやらも欲しいと言っていた。
キャラクターの形のチョコが作れるオモチャにしようか。
オモチャの電動ドライバーで何かを組み立てるセットもいいし…
と全然決まらない。
私や母が娘にあれこれ言うのもまた決められない原因だ。
だって、今までも、一度使っただけでもう処分したオモチャが幾つかあるから。
やっぱりモノが豊富な時代なんだな。
長く遊べて、飾って素敵な、私の孫にも遊ばせることの出来るようなそんな玩具を選んでくれないかな~と願うワタクシ。
そんな風に、娘に自分の理想を押し付けてしまいそうになるが、数日前、逆に彼女に親のように励まされてしまった。
「ママ、美味しいお餅を作っているんだから、自信持って」って。
私は時折、恥ずかしい過去を思い出しては「私ってどうしてこんなにバカなんだろ」と無意識に近い状態で独り言を言ってしまっている。
たまに、それを娘に気付かれてしまう。
もっと小さい頃は「誰がバカなの?」と言い、私がバカなのと答えると「ママはバカじゃない」と言っていた。
それが数日前は「自信持って」になっていた。
上から目線で、親の思いを言い張ってる場合じゃないね、ママ自信持たなきゃ。
ほんと、娘にそう言われて、ただ単純に嬉しかった。
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