『YOIMIYA』(最近のmyお気に入り曲、M/V)
ばっしょーちゃんの「OiSa」M/Vが良かったからと言って、M/Vそのものにあまり期待するのは良くないとも個人的には思う。とりあえず曲の良さが分かれば、クオリティは副次的なものではないかと思います。ていうか、どんなクオリティなのか個人的によく分かってないんですね。
例えば「Just mean it」のようなM/V、サウンドなら一般受けは難しいかもですが個人的には文句なしです。
曲を提供してくれた水曜日のカンパネラの「一休さん」とかもトンチキな自分にはトンチンカンだなんけど、なんかいい。よくワカランけどハイクオリティさがさり気ない?
「メロス」M/Vは、世界紀行の一場面か? はたまた中央アジアの大地が舞台の雄大な短編映画か? と思える。イニシエよりの平原を仲間と共に駆け抜ける。なんかスゴい。
それで「YOIMIYA」M/Vを聞いてみる。ウン、参りました。訳も分からず「これはいったい?」と思うしかなく、今でもよく分かってないのでしょうが、その映像美に息を呑むばかりでした。
「YOIMIYA」(宵宮)という言葉は個人的には、あまり馴染みはなかったのですが、これからは馴染みの言葉になりそうです。
楽曲はケンモチヒデフミ氏(水曜日のカンパネラ)提供との事で、宵宮のワクワク感、懐かしさ、風情などが感じられると思います。
メンバー曰く「私も最初の音から盛り上がって、自然に体が動き出す感じが好きです。歌詞にはお祭りの前の日の夜のハッピーなワクワク感があるのに。メロディは切なくて、そのギャップも好きだなって思います」「イントロから洋楽っぽいんですけど、歌詞は和の感じがして、その和と洋の混ざり方が私は好きです」
その中で、より多くの人々に向けらているであろう幾つかの祈願に関する行事が、ばっしょーちゃんたち、スタッフ、関係者の方々により執り行われたのではないかと解釈しています。
今回も振付けは、振付稼業air:manさんで楽しい振付と思います。実際の花火らしいシーンはないけど、ボクには花火がみえたと言いたくなります。
(ばってん少女隊『YOIMIYA』-Music Video-)
「OiSa」M/Vのロケ地が福岡、「わたし、恋始めたってよ!」M/Vのロケ地が長崎の「壱岐島」、そして今回の「YOIMIYA」M/Vは佐賀県の「祐徳稲荷神社」「門前商店街」「大魚神社」が主なロケ地のようです。
懐かしさ漂うモノクロの映像から始まり、水溜まりの所だけ色があったり、そしてオールカラーの世界へ。どちらの色合いも楽しめる。
それは何だか時空を超えて舞い踊っている? とも感じる。
日本三大稲荷に数えられる祐徳稲荷神社。モノクロでみてもその重厚さ、輝きは溢れでているように感じる。
印象的シーンの連続、どこをとっても印象的と言いたくなりますが、その一つ、なぜ金魚。少し振り返ると金魚は出店の定番、そこを歩けば多分金魚が泳いでいる。美しい色合い、しなやかな姿、動きは、その風情に溶け込んでいるのだろう。
そしてM/Vでは、それとはまた違う色合いの金魚たち?
そして終盤、大魚神社の有明海に浮かぶ海中鳥居の上空を、大魚となった金魚がしなやかに泳いでいる。このシーンは話は関係ないけど「天気の子」を思い出した。どこか天と通ずるような妄想入ったかも。
有明海とそれに連なる地域の恵みが、大切な恵みが福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、そして更に拡がっていく。
後、「OiSa」M/Vや「YOIMIYA」M/Vは、昔の作品或は昔の風情へのオマージュもあるのかなと思えます。製作陣の多くは若いデジタル技術世代と思われますが、昔があって今に通じるようなものもあると感じさせてくれます。
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