その人の物語に寄り添って

ナラティブアプローチのお話です。詳しくはないです、本を読んだ感想くらいに思っていただければ。

まず、物語という意味の理解から。とある出来事は事実だけど、それをどう感じたかは人それぞれ。物語とはその積み重ねである。そして、そこから導き出された考え方があるわけです。

事実は塗り替える事はできないけれど、感じ方は変えられる。また、過去に起きた出来事に対する解釈も変えられる。そうやって、自分に都合のよい(というか、生きやすくなる)考え方をしていく事が、ナラティブ。と、私は解釈しました。間違っていたら、誰か教えて下さい。喜びます。

その物語では、物語に適合する解釈だけを拾い上げて、適合しない解釈(及び事実)は拾いあげられることなく記憶から除外されるわけですね。例えば、自分自身をだらしない性格だと認識した物語があれば、たまにできる几帳面は「偶然」で片付けてしまい、物語の主軸とはずらしてしまう。

これはカウンセリングなどの手法になりますが、なにも難しく考えなくとも日々の生活に取り入れられたら幸せに生きるコツになりますよね。自分は不運だと言うことを主軸にした物語を紡ぐのであれば、誰だって不運になる事ができる。

私の人生だって、事実を積み上げて解釈次第では相当不幸だと感じることもできる。両腕骨折してるし、靭帯は切ってるしその入院で高3の夏休み全部使ってるし。高校は中退、大学では遊び呆けて興味あった資格を取れず。保育士資格だって大学卒業してからだから新卒フリーターだし。最近入院もしたり。

とまぁ、それなりな人生ですが、今私は幸せです。とても満たされています。なぜなら、私がこれらの事実はとりあえずおいておいて、今楽しいことに注力できている事を主軸に自分の物語を紡ぐことができているから。

若者たちの物語を、少しでも明るい解釈にしてほしい。自分にどれだけ、そのお手伝いができるのか。

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