若さという強さ

歳とると、汚れるなぁって思います。私もギリギリ若手に入るくらいの年齢だと自負しておりますが、それでも若者と関わってると彼らの汚さを知らない純粋な心に惹かれてしまう。どうかそのまま、きれいなままで歳をとってほしいと思う一方。

その若さゆえの無鉄砲さ、不安定さ、見通しの甘さを危惧してしまうおじさんの私もいる。私は、若者のしたい事は法に触れない限りはやってみていい、という考え方ですし、彼らの進むべき道は彼ら自身が決めるものだという考えを持っています。傷つくだろうな、失敗するだろうなと思ってもその責任を自分で取る、というところまでを経験してほしい。

成功ばっかりしてる人はそれは素晴らしい事だけど、人生経験としては面白くないと思うんですよね。わざわざ挫折させるわけではないけど、せっかく挫折をしたならそこから立ち直るという経験は宝になる。その手助けならする。しかし、挫折させない道に誘導はしない。

だから、若者にも家庭以外の帰る場所を提供できないかなぁと考えるのです。家庭、友人関係、恋人かもしれないけどもそこで弱い自分をさらけ出すことは大切。友達のようでいて、他人のように遠い愛おしい距離(ハナレグミ)が必要。

こうやって、ただ組織が存在するというだけの支援もいいよなぁ。

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