マンネリの哲学 Just One Thing
昨年3月に亡くなった志村けんの晩年を特集したドキュメンタリー番組を見ました。
その中で、晩年も彼が「ベタな笑い」にこだわり続けたことが描かれています。「みんなベタなことはバカにしてやらないけれど、ベタなことをタイミングと間をよくやったら、すごくいいものになる」と彼は語ります。「またあれだ、というマンネリが好き」「何回見ても面白いのが理想」という彼の平易な言葉の中に、「バカ殿」をはじめとする国民的ネタを生み続けた哲学の奥深さを感じます(役を演じていないときは、とても口数の少な