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そうだ、『ボタニカルコーラ』って呼ぼう

小淵沢のオーガニックレストラン、「オハナ」さんのレシピで作ったクラフトコーラの味は、とても優しくて美味しかった。

「オハナ」さんは、いずれ訪れたいレストランリストの5本指に入っている憧れのお店。コーラひとつ取ってもやはりすばらしい出来栄え。

とはいえ、このままレシピ通りに作って美味しかったです、ではおもしろくないので、さて、どうアレンジしたものか。

前回書いたけれど私個人は、もっと薬草っぽいクセがあっていいんじゃない?という感想。

オハナコーラは美味しくて誰が飲んでもよろこぶだろうけど、せっかく少量をプライベートで作るのだったら、もっと飲む人を選ぶようなものに仕立てたい。薬草がツンと来て、ちょっとこれは飲めないなぁと思うんだけど、しばらくするとついもうひとくちグラスを傾けてしまい、そのうち病みつきになってしまうような、そんなコーラ。

薬草、薬草、、、

はて、どんなもので風味づけをしたものか。そう考えてあっという間に時間が経過した。なにかヒントになることはないかって。

で、いきついたのが「クラフトジン」。さまざまなボタニカルで個性的なジンを作る蒸留所が世界中で増えている。

またこのコロナ禍の自粛ムードのなか、ビール醸造所が鮮度を要求される「クラフトビール」だけではなく、並行して「ジン」の製造もしたりしているんだそうな。

言わずもがな「ジン」は蒸留酒で、その風味づけにボタニカルを使う。どんなものを使うかは自由な発想で特に決まりはないようだが、差し当たりよくジンで使われているボタニカルをコーラに応用してみようか、というわけだ。

ふと思った。今まで「クラフトコーラ」って呼んでいてなにか違和感があったのだけど、私が飲みたいモノは、「ボタニカルコーラ」と呼んだ方がふさわしいような気がした。

ベースのコーラはそのままに、加えるボタニカルでさまざまな試みをしてみよう。

うっかり子どもが飲もうものなら「おかぁさーん、こんなのコーラじゃないよぉ」と言って泣き出すようなコーラを。

そんなときはこう言って諭してあげよう。「ボウズ、これはおまえのオチンチンに毛が生えて、さらにその毛のなかに白いものが目立ってきたころに飲むものなんだよ」と。

そう、大人が飲むコーラ『ボタニカルコーラ』。

やることが決まったよ。

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