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白鳥静香先生の言葉より 109 愛すること

白鳥静香先生の言葉を紹介します。

白鳥静香先生の言葉より 109 愛すること

愛することは相手の存在を望むことです。

「あなたにいてほしい。」と。

たとえ病気で動けなくなっても、
たとえ、事故や老化で美しさが失われても、

「それでもあなたにいてほしい。」と。

愛するとき、

相手が役に立つかどうか?
あるいは、美しいかどうか?
などということはどうでもよいことなのです。

善人であるかどうかだって問題ではないでしょう。

親は子供が罪をおかしても愛することをやめません。

愛とはそのようなものです。

愛がそのようなものだから私たちは生きてゆくことが
できるのです。

もし、私たちが、善いものや美しいものしか愛せないなら、

私たちはこの世界を愛することができず、

この世界は生きるにあたいしないと感じてしまうでしょう。

この世界は善いことや美しいことばかりではないからです。
むしろ、善くないことや醜いことの方がずっと多いからです。

それでも私たちが、この世界に生きていたいと思えるのは、

私たちの愛が、
善くないものや美しくないものも
愛することができるからなのではないでしょうか?

私たちの愛が
善くないものや美しくないものも愛することができるから、

私たちはこの世界を愛することができ、

愛することができるから、
私たちはこの世界に生きてゆくことができるのです。

私は芸術家です。

真善美を何より大切にし、心からそれを求めてきました。

でも、きっと、愛することはそんなことより
もっとずっと大切なことなのです。

きっと、生きることは愛することなのです。

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