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【一戦一評】ジャズvsレイカーズ(Game56)
こんにちは、スワッギちゃんです💜💛
この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。
レギュラーシーズンも残り僅かとなりましたが、レイカーズの順位は未だプレーインギリギリ圏内の9位と落ち着ける状況ではありません。
そんな本日の対戦相手はジャズ。今季の順位はレイカーズよりも低い11位ですが、過去敗北した経験もあるため決して侮れない相手です。
それでは試合開始......の前に、両チームがトレード期限で起こした変革について再確認してみましょう。
☆レイカーズ
【In】
スペンサー・ディンウィディー
【Out】
N/A
【速報】スペンサー・ディンウィディー、レイカーズとの契約が決定🔥🔥🔥
— スワッギちゃん@NBA (@swaggy_chan) February 10, 2024
新たなLAファミリーです💜💛#LakeShow https://t.co/5w2ZxoAM4w
レイカーズは一切のトレードを起こさず、ラプターズから解雇されたスペンサー・ディンウィディーを単年1.5Mの契約で獲得しました。
Spencer Dinwiddie 29 pts 5 threes 9 asts vs Magic 23/24 season
— スワッギちゃん@NBA (@swaggy_chan) February 10, 2024
・思い切りの良いシューティングが売りのスコアラー
・プライマリーハンドラーにもPG-SF間の繋ぎ役にもなれるパス能力
・G/Fの体格で穴にならないディフェンスhttps://t.co/95BCINjtSI#LakeShow pic.twitter.com/zlFqn1ZvD8
スペンスはシューティングが強いスコアラータイプのガードですが、フォワード並みの体格も持ち合わせておりリーブスより若干ガッチリめです。元レイカーズのウェスリー・マシューズと似た体型かもしれませんね。
前ピストンズ戦で既にレイカーズデビューしており、ベンチから31min 6pts 7ast 2stlとまずまずの成績を残しています。
ゲイブの復帰に目処が立たない中、チームの上昇気流を生み出すための重要人物となるコトは間違いなさそうです。
☆ジャズ
【In】
カイラ・ルイスjr
オット・ポーターjr
ガブリエレ・プロシダ ドラフト権
2024年 1巡目指名権
2024年 2巡目指名権
【Out】
シモン・フォンテキオ
ケリー・オリニク
オチャイ・アバジ
一方、ジャズは売り出しが予想されていたマルケネンやクラークソンを残し、ローテメンバーを放出して来年度の指名権を集めました。
極端な大改造に動かないあたりはレイカーズと似ていますが、ジャズ側はより遠い未来志向な補強と言えそうです。
ともに良い繋ぎ役であったフォンテキオとオリニクの不在はレイカーズにとって有利そのもの。
2月中6戦5勝の好成績を信じて勝て‼️‼️
◯スタメンチェック
本日のスタメンはこちら👇
💕 @CollinSexton02
— Utah Jazz (@utahjazz) February 15, 2024
💖 @keyonte1george
💗 @MarkkanenLauri
💞 @jcollins20_
💘 @WalkerKessler13 #StartingLineup | @ZionsBank pic.twitter.com/PfOjF6Au8J
Starters @ToyotaSoCal | #SuitingUpTogether pic.twitter.com/KNC4rxndSr
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 15, 2024
ジャズはケスラー&マルケネン&コリンズを並べる巨大布陣にキヨンテ&セクストンら成長株を揃えてきました。
対するレイカーズはレブロン不在につきプリンスがスタメン入り。スペンスは6thマン起用となりました。
前ピストンズ戦にて圧倒的なテンポプッシュを披露したレブロンの欠場はどう響くだろうか...?
それでは、ティップオフです🏀
◯1Q: 身長差はスピードで揉み消せ!!
まず攻撃で工夫を見せたのはジャズ。
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45°でガードとマルケネンがスクリーンを掛け合い、マルケネンのカッティングとガードのスリーを同時に狙ってレイカーズの守備を混乱させてきました。
前対戦ではPnRが多かった記憶がありますが、こちらのほうがADを避けつつマルケネンを最大限活かせそうです。
それでもヘルプのADが目障りだったようで、あまり綺麗なワンパスレイアップ等は決められていません。
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一方のレイカーズはリーブス&八村のアーリーオフェンスで得点を重ねています。
トランジション守備がリーグ最下位のジャズ、かなりのノーマークスリーを打たせてくれました。
八村についてですが、ここ数試合でボールマンピックに向かう場面が増えていますね。代わりにADがストレッチセンターのような立ち位置になることもしばしば。
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マルケネン交代後のジャズは前対戦でもお馴染みのレッツゴー・クラークソン作戦を炸裂させますが、思いの外ミスマッチを攻めきれないでいます。
結果、ADのFTでコツコツ稼いでいたレイカーズがもうすぐ10点リード。このチャンスに反撃の狼煙をあげたのがなんとクリス・ダンでした。
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ウィング不足により急遽ローテ入りしたウィンドラーに対して無慈悲なドライブインをお見舞いし、スリーも1本決めてしまいました。
ダンと言えばさっぱりノンシューターだった記憶しかありませんが、実はジャズ移籍以降の3p%は44%と超高確率。
ウィンドラーは不憫でした。
しかし、ジャズのスリーがいまいちだったコトも重なり1Q 34-28で終了。
レブロン欠場で不安だったテンポプッシュですが、今のところは特にリーブスによる素早いアタックが継続されています。
2Qで失速しないと良いが......
◯2Q: 攻撃特化の代償は大量失点に......
2Qでの失速が怖い!と思った矢先、敵のスピードが上がり始めます。
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速攻失点数最下位がジャズなら、ワースト4位はレイカーズ。開始早々アーリーに攻められてしまいました。
新加入&2way&元ローテ外の不安定な並びをDloがアシストで上手く組み立て、失速しかけたオフェンスに再び息を吹き込んでいますが......ここで強力な援護射撃役となったのが我らの八村塁です。
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今季前半はインサイドで潰れがちだったポストアップからのオフェンスですが、今日はタフショットまで決め切ってくれています。
ADのポストアップはダブルチームされるため、代わりの貴重なペイント得点源と化しています。まるでレブロンがいつもしているように。
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が、クラークソンもようやくC&Sを連続ヒットでヒートアップ。
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さらに低調気味だったマルケネン不在時間のオフェンスをケスラーとのハイPnRという単純明快な方法で解決してしまいました。
悉く駆け引きに負けてしまったADですが、コレはクラークソンとセクストンを褒めよう。
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そして、マルケネン帰還後は1Q同様オフボールスクリーンからのアクションを仕掛けます。
1Qではコレを何度もセーブしてくれたプリンスですが、今度はやはり身長が足りず軽々突破され続けてしまいました。
今日に関してはフォワードの欠場過多を恨みたいですね。ウッドを出す手もあっただろうけれども。
結局、一時10点差近くつけたリードは70-69にまで収束。
2Qのみでなんと41失点してしまいました。ゲイブ, Max, Cam, Vandoらディフェンダーを全員欠くレイカーズにとって避けられなかった事態なのだろうか......🤔
ただ、コレでも逆転されなかったのは紛れもなくDloのコントロールあってこそ。守備で穴になりがちなぶんを取り返してくれています。
◯3Q: 八村,AD,そしてリーブス!伝播する攻勢!
さて、後半開始直後は前半とは大きく変わりディフェンシブに特徴的なポゼッションが続きます。
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まずはジャズ。ドライブレーンが大きく空いて突っ込むDloとプリンスでしたが、それでも後ろからマルケネンとケスラーがチェイスダウンを決めてきます。
今季のジャズは平均ブロック数6.0(6位). これはDRtg1位のウルブズより大きな値です。
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身長差が裏目に出たかと思いきや、レイカーズの守備も負けていません。
ドライブ合わせのポジションに入ったケスラーのゴール下を八村&ADコンビがなんと2度も掻き消しました。しかもノーファールで。
これぞ「ある程度抜かれてもADが中に居ればOK!」なレイカーズの戦術です。今回はゾーンでソレを最大限に活かした結果が現れました。
ADがノンシューターのケスラーを放置してずっとインサイドに居座れたコト、かなりの好影響を及ぼしています。
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その好守をスピードで潜り抜けたのはセクストン。
ゾーンアタックの禁忌とも言えるドライブインを構わず選択し、見事得点に繋げられています。
さすがはレイカーズが欲しがったエナジー溢れるスラッシャー。
しかし、セットオフェンスで明確な解を見出せていないコトに変わりありません。スリーを積極的に打たず、綺麗なゾーンアタックがどうしても決まっていない状況です。
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対するレイカーズは「中がダメなら外で!」のポゼッションが続きます。
そのメインウェポンと化したのがやはり八村塁。二連続でスリーを沈める好調ぶりは昨プレーオフを想起させます。
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キヨンテの連続ファール等でボーナス点灯に近づくと、ADを絡めたPnRやポストアップの動きがハムHC直々に指示されるようになります。
狙いどおりにFTを重ねつつコツコツ得点できていますが、敵は敵でセクストンの猛進が止まりません。
マルケネンが下がり、敵が3ガードとなったタイミングで一旦ゾーンは中止に。
ガード同士のパス交換により何度か失点を許したものの、ADのリバウンド力でリードはキープ出来ています。
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Dloが退いたこの時間、レイカーズオフェンスの舵を取ったのはリーブス。前述の作戦通りADを操縦しつつ、アーリーオフェンスを狙いまくっています。
敵にペリメーターディフェンダーが不在であるからか、かなりイキイキしていますね。
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そして、試合中何度も狙っていたギャンブルスティールがやっと決まりAnd1に🔥🔥🔥
イッキにレイカーズ攻勢ムードに傾いた3Q後半。このままブローアウトを狙えるか...!?
◯4Q: 急がば回れでゲームセット!
3Qフル出場したADを休ませる時間、ヘイズとウッドの2Bigが採用されました。
最近のウッドはほぼPF起用になりましたね。
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始めはメインハンドラーをスペンスが務めました。
15点差の余裕を活用して、今後のためにもスペンスとベンチ陣の息を合わせたいのでしょうか。
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レイカーズの攻撃がまずまず決まる一方、ジャズはマルケネンをよく動かしてとにかく打たせようとしています。
これまで地味だったコリンズによるパワフルなアタック援助もあり、レイカーズと並ぶ得点ペースを保てています。
そして、ウッドが試合途中に足を痛めた影響もあってかファールに守備ミスを重ねてしまい、残り9分半ほどでADと交代。
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以降は点差キープのためにDlo×ADのPnRでゆっくり確実に得点し続けます。
強大な壁を前にレイアップが阻まれてもアシストで輝けるDlo. なんと既に15astを記録しています。
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逆に得点を急ぎたいジャズはクラークソン中心にテンポアップ。
しかし、PnR守備がどうしても厳しくファストブレイクには繋げられません。
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ADのポストアップも活用して時間稼ぎしようとすると、当然ボールを奪おうとダブルチームに集まりますが...
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八村, リーブス, プリンスの連続ショットで追随を許しませんでした。
20点差を付けて息の根を止めたかと思いきや、まだガベージに突入する気のないジャズ。
セクストンがキヨンテに高い位置からのプレッシャーを促していますが......
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/131107358/picture_pc_74e5621cbcbb6d6049faadd93ec9ff55.jpg?width=800)
ここでDloは選択肢を全くミスりません。
そして、八村がキャリアハイの36得点目となるスリーを沈めてようやくガベージ突入。
Anthony Davis and Rui Hachimura become the first pair of Lakers teammates since Kobe Bryant and Shaquille O'Neal (2003) to both score 35+ points in the same game.
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 15, 2024
こうして、なんとレイカーズ史上シャック&コービー以来初となる2人の35+得点者を排出したゲームとなりました。
コービーとパウでも、レブロンとADでも達成できなかった記録です。
...コレがレイカーズの未来なのか?
◯本日のMVP
本日のMVP, まずはDloとのPnRゲームを決め切り、OffReb数最強クラスの敵からリバウンドを大量奪取し逆転チャンスを作らせなかったアンソニー・デイビス〰️
Big numbers from the Brow 〰️ pic.twitter.com/NzO5CGG3tU
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 15, 2024
さらにペイントアタックの大幅強化と劇的なスリーの連続ヒットで最強の攻撃オプションと化した八村塁🇯🇵
A career-high and the dub ✔️ pic.twitter.com/MYRzRrngf1
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 15, 2024
2人が大きく目立ちましたが、9reb 17astで影の功労者と化したディアンジェロ・ラッセル, 22pts 7ast 3stl FG 69.2%でフルエナジーに暴れ回ったオースティン・リーブスも素晴らしい活躍でした。
何気にスペンスも攻守に良かったですね。
これにてオールスターブレイク前の試合は終了となりました。
私事ですが、次回のウォリアーズ戦以降数試合を現地観戦する予定です。
noteにてリポートを書くつもりなので、気長にお待ちください。
それでは、良い週末を👊
〜終〜
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