物価の高騰やマイナス金利政策の解除など、厳しい状況が続く中、賃上げに踏み切る業界が出てきました。
2024年の春闘では、組合の要求に対して満額以上の回答をした業界もあるそうです。
…さて、福祉業界はどうでしょうか。
以前、Xでこんな記事を引用ポストしたことがあります。
この記事で岸田総理は、
とあります。
これまでも介護福祉士や保育士に対しては処遇改善がなされてきましたが、社会福祉士にそのようなことがなかなかないのが現状です。
今回の表明では、"医療や福祉分野の幅広い現場で働く人たち"を対象としています。
現場の人たちに社会福祉士が含まれるのか、注目です。
#1 社会福祉士は現場に含まれるか
介護福祉士や保育士は現場職員であるというのは誰しも納得だと思います。
これはなぜでしょうか。
"現場"と判断するときの一つの指標として、"身体を動かすかどうか"というものがあると思います。
看護師や営業マンなども、現場と表現されることが多い印象です。
それでは社会福祉士はどうでしょう。
社会福祉士の仕事は、相談援助・連絡調整をメインとして、所属によっては訓練・指導なども含まれます。
ただ、介護福祉士などと比較すると事務職寄りの業務が多いです。
このイメージでいくと、社会福祉士は身体を動かすことがメインの仕事ではないので、現場職員ではないかもしれません。
ただ私は、社会福祉士と介護福祉士は相補性があるのではと思っています。
社会福祉士がクライエントに対して専門的にアセスメントを行い、その結果高齢者施設の入所までを支援するということはザラにありますが、社会福祉士がいないと介護福祉士が社会福祉士的な役割を担う必要が出てきて、介護業務に専念できなくなります。
逆も然りで、介護福祉士がいないとクライエントからは高齢者施設への入所の選択肢はなくなり、社会福祉士の支援の幅も激減します。
社会福祉士と介護福祉士どちらも存在してはじめて、高齢福祉分野などが成り立つようになっています。
つまり、現場かどうかという観点より、社会的な必要性によって待遇が決まることがより自然かなと思います。
#2 社会福祉士の賃上げ 希望
平均年収で考えると税金や社会保険や家族構成も考慮しないといけないので、手取りで考えたいと思います。
昨今の求人状況や時代的な必要性、業務内容を考慮した完全に独断的希望ですが、
(手取り)
新卒初任給 22万円
毎年の昇給 1万円
月額 年齢と同じ金額
ここをクリアできたら賃上げを実感できそうです。
待遇の安定はいい仕事につながる…はず。
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