ゲームの攻略情報をググるように資産形成の攻略情報をググれという話
マチカネイワシミズ
恐らく、90年代にスーパーファミコンで牧場経営をしたことがある人なら分かる単語だろう。
分からない人の方が多いと思うので説明をしておくと、マチカネイワシミズとはダービースタリオンという競走馬育成ゲームに登場する種牡馬である。
※種牡馬とは精子を売ってる馬
そう、競走馬の世界は遺伝子が大事で、強い馬を作るには血統と配合が重要なのです。
速い馬の子供は速くなる確率は高いし、遅い馬の子供は遅い確率は高い。
私は競馬の世界は分かりませんが、きっと遺伝子至上主義の世界なんでしょう。
ゲームの初期は設定上お金があまり無い(確か3000万くらい?)ところからのスタートなので、種付け(牡馬と牝馬の交尾)にお金をあまりかけられません。
一回数千万円の種付け料を取る馬もいますが、そんなの選んだら速攻でゲームオーバーになります。
そんな中、マチカネイワシミズは唯一、種付け料が無料で、ダービースタリオンをプレイしたことのある人なら一度は選択したことのある種牡馬だと思います。
当時、パラディソは小学生でしたが、スマホはおろか、インターネットも今のように一般的なものでは無かったのと、攻略本を買うお金もありません。
やむなく、このマチカネイワシミズを選択して、少額の投資でリターンを得ようと進めますが、結局牧場の経営にインパクトをもたらすような賞金を稼ぐことはできませんでした。
しかし今では、スマホで少し調べれば、マチカネイワシミズを使った配合でのベストプラクティスが無料でいくらでも拾えます。
ここからが本題です。
さて、現代の我々日本国民(庶民)はグローバルで見れば相対的には恵まれた環境に生きていますし、当時と比べればとても便利で合理的な世界で生きています。
しかし、貧富の差の拡大から始まり、中流層のベースダウン、自由恋愛市場の拡大、少子高齢化、増税や社会保障負担、自己責任論の台頭など、何とも言えない生き辛さを感じている人が増えているようにも見えます。
自分の身は自分で守る、自分の未来は自分で切り開く、そんな当たり前だけど厳しい世界です。
コロナ禍以降、日本では資産形成や投資がブームになったような空気も感じる今日この頃ですが、これをブームで終わらせず、これからの生活や長い人生の強い味方にできる人が一人でも増えたらいいな、と思っていたりします。
投資や資産形成など、難しそうで良くわからないと思う気持ちもわかります。
しかし!
マチカネイワシミズで駄馬しか産み出せなかったあの頃とはもう違う。
スマホで調べれば、誰でも資産形成のベストプラクティスにいくらでもアクセスできる時代です。
詐欺まがいの情報商材に騙されることが無いように、最低限の情報選択リテラシーをつければ何とでもなります。
大変な時代に生きる我々プロレタリアート(労働階級)ですが、心穏やかに、幸せに暮らせる土台は、一歩踏み出すその瞬間から始まると思います。
労働が終わり、自宅に帰り、シャワーを浴びていたときに、ふと
マチカネイワシミズ
この名前が頭をよぎったので、こんなnote記事も書いてみました。
おしまい