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【2022年8月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

このnoteを要約します
・FRB:インフレを抑え込む為には経済への打撃を受け入れ姿勢表明
・株式市場の今後を占うレイバーデー明けに注目
・凡人は何があってもコツコツ行こう

■起きていること

●米国10年債利回り

Investing.com

アメリカ10年債利回りは8月通してみてもキレイな上昇をしています。金利の上昇は株価にとってはマイナスです。

●米国株式マーケット観察

後半の下げがキツイ

8月26日のジャクソンホールシンポジウムをキッカケにしてガクッと来てます。7月~8月前半までは来年の利下げ期待からか株価上昇を見せていましたが、見事に打ち砕かれた格好に。

●経済指標観察

-小売売上高 (前月比)

ほぼ予想と一致

-FOMC議事要旨(7月分)

明確な手掛かりは示されず

先月7月のFOMC議事録が公開されました。今後の金融政策を読む手掛かりが出てくる可能性があるのでとても注目されています。結論から言えば新たな手掛かりは出て来ず、サプライズもありませんでした。

あくまで、インフレが現段階で鎮静化のトレンドを示しておらず、今後出てくる各経済指標によって立ち回りを決めます、というもの。

ただしかし、一点気になるのが最近のFOMC議事録で初めて「金利を引き締めすぎるダウンサイドリスク」が明記されていました。

その中でも印象に残った文をメモしておきます。

「参加者はインフレ圧力が弱まっていることを示す証拠は今のところほとんどないことに同意した」

「インフレに対する積み上がり的な引締めの効果を見ながら、“ある時点で”政策金利の引き上げペースを減速させることが適切

FOMC議事要旨

-国内総生産 (前四半期比)

若干の上方修正

上方修正し、株価も反応しましたが、とは言え、マイナスであることは変わりません。

-コアPCE物価指数

マイルドな結果になりました

どうやら、FRBが物価動向を判断する指標としてCPIよりもPCEを重視しているらしいです。

CPI(消費者物価指数)とPCE物価指数との違いとしては、ザックリですが調査対象データソースが違っています。

CPIは家計調査で報告される消費者購買データ、PCEは企業調査の小売販売データから算出されます。

CPI調査データは都市部や調査品目が限定されている側面があり、PCE調査データは調査品目、エリアが網羅的でもあります。

このような理由からより包括的な調査対象であるPCEをFRBは重視しているようです。

-ミシガン大学消費者信頼感指数

消費者は楽観的な模様

これが、FRBの引き締めタカ派の源泉なのか?前回、予想ともに上回る結果になりました。米国の消費者はまだ楽観的な様子です。

-ジャクソンホールシンポジウム

Jiji.com引用

めっちゃ、タカ派でしたね。やはり、来年利下げシナリオは無いと私は考えていましたが、これで考えが強固になりました。

今の株価は来年利下げシナリオを織り込んでおるので、9月のレイバーデイ明けガツンと下げるかもしれません。

先日公表している7月FOMC議事録の内容と見比べてもこの1か月で”変化”があったと感じています。

以下スピーチを抜粋。

パウエル氏スピーチ抜粋
利上げは経済成長とインフレを抑制するが家計や企業にいくらかの苦痛をもたらす。

これはインフレ抑制の残念な代償だが、物価の安定を実現しないと、もっと大きな苦痛がある。

私たちは引き締めを続けなければならない。歴史的にはインフレを引き下げる為の雇用コストは遅れて増加します。

なので、いま決意をもって行動しなければなりません。

我々の仕事(インフレ退治)が終わったと確信できるまで、私たちはそれを続けます

ジャクソンホールシンポジウム

■8月後半に私がしたこと

●マイナポイントの獲得を狙う

今回は第2弾らしいですね。

私パラディソ、マイナンバー系の個人情報(特に金融関連情報や消費関連情報)に関し警戒心Maxなので、マイナンバーカードは持っているものの、あまり積極的にポイント等に釣られないようにシカトしてきました。

今回、そこそこ受け取れるポイント額が大きいことと、健康保険証としての利用+公金受取口座の紐づけに関しては国民情報の収集というよりも、事務的な煩雑さを国側が軽減したい意図があるように感じたので、”既存の口座ではなく、公金受取用のネット銀行の口座を新規作成”し対応しようかと腹を決めました。

しかしながら、マイナポイントはキャッシュ化が難しいらしいので、受取方法をペイペイにして、たばこ購入やランチなど、日々必ず使うものに充当し、浮いた可処分所得15,000円をアメリカのインデックスファンド購入に充てようかと考えています。

塵も積もればマウンテン。

なら、タバコをやめろよ、という雑音が聴こえてきますが、それとこれとは話が別なのでこれ以上は言及しません。

●横浜市の独自還元策【レシ活】対策準備

こちらも今回第2弾らしいです。(※第1弾は見逃してました…)

市民生活の支援と、市内事業者の利用促進による横浜経済の振興を図るため、スマートフォンアプリを活用して、市内事業者が発行したレシートの利用金額に応じ、最大20%のポイント還元を行うキャンペーンとして、
●「レシ活VALUE(バリュー)」(レシートを活用した市民・事業者支援事業)
●「レシ活チャレンジ第2弾」(レシートを活用した市内飲食店利用促進事業)
が、8月26日(金)からスタートします。

横浜市HPより

・レシ活value=スーパーや薬局での日用品、食料品、ガソリン購入の20%
・レシ活チャレンジ=飲食店の利用の20%

私は車を持っていないのでガソリンにお金が掛かりませんが、日々の生活コストに対する支出への還元を受けようと思います。

こちらは、キャッシュ化が容易に出来そうなので、ちまちまポイント稼いで、こちらもアメリカのインデックスファンドへ姿を変える予定です。

■9月前半に私がすること

●レイバーデイ明け株式マーケット注目

9月5日はレイバーデイというアメリカの祝日です。この日は日本で言えば4月1日のような学生は新学期、ビジネスマンは新年度的な節目になります。

レイバーデイ明けには夏休みをとっていた機関投資家も戻ってきます。心機一転、張り切って仕事をするのもこの週。

そんなレイバーデイ明けは新しいトレンドが出やすいとされています。暗黒の木曜日も、リーマンショックもこのレイバーデイ明けに暴落の変調が出てました。

2008年9月からのリーマンショック

ということで、2022年は9月の6日~9日までの週に注目です。

■まとめに代えて

この記事内容とは直接関係ありませんが、自分が置かれた環境、自らの立ち位置、身分や世の中の仕組み等々、それらが寝ているときに見る夢ではなく、自分の眼前に広がる現実であって、それに満足感を得ることが出来ず、また納得もできないのであれば、それらを変えられるのは自身の行動のみだと思ってます。

何かに気付いてから、行動に移せる人は100人居たら1人かもしれません。

そして、それを継続出来るのもまた、100人居たら1人かもしれませんね。

10,000人に1人になれれば、それなりの所まで上れそうな気がするので、私パラディソは暴落が来ようと、ベア相場が長引こうと、今月も来月もコツコツ航路を守り、地道に行こうと思います。

あと!

最近気付いたのですが、アメリカの経済指標や企業決算情報を発信していた発信者のnoteが続々と有料化されていますね。

私バラディソもずっとフリーライドしていた身です。

舌打ちしたくなる気持ちをグッと堪えて、多少手間ですが、コツコツ一次情報を拾いにいこうと決意した夏の憂鬱。

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