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今朝、日の出時刻、八ヶ岳の主峰赤岳山頂にいたのは私だけだった

今朝、日の出時刻、八ヶ岳の主峰赤岳山頂にいたのは私だけだった。
そこから見た景色は私しか知らない。
この有名な山の頂の貴重な時間を独占していたというのは多少の快楽である。
そうは言っても大した景色ではなく、一面霧だった。
太陽の方角はなんとなくわかる程度だった。
とにかく寒かった。
赤岳鉱泉を出発したのは、深更二時十三分、暗い中をヘッドランプを頼りに、出発した。
夜、森の中を歩くというのは、本当に不安なものだ。
さらに、私は赤岳を舐めていた。
去年、剣岳に登頂しているから、あれよりは簡単だろうと。
しかし、条件がまるで違った。
剣岳は晴れた午前の明るい中での登山だった。
しかし、今回の赤岳は未明の霧の中だ。
方向感覚もまったく狂っていた。
北だと思っていた方角が南だったりした。
なんとか乗り越えて、今、家でパソコンに向かっているから、無事帰宅できたことは証明されよう。
しかし、登山と言うより、大冒険だった。
今日は午前一時台から全く眠らず、ただ今夜九時、こうやって執筆している。
だから、まだ、今回の登山について思考をまとめられる状況ではない。
ただ、これから、しばらくはこの八ヶ岳登山のネタで記事を書いていこうと思う。
そのことだけ予告して、今回は終わりにする。

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