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SUL 注目チームインタビュー #1 「22-23 Season優勝」 京都大学シャドバサークル

23-24 1st Season 予選ラウンドが開幕し、今まさに大会のボルテージをあげ躍進中の Shadowverse University League(シャドバ大学生リーグ)だが、その全貌はあまり認知されていないというのが大きな課題である。
そこで、当大会の運営を行なっている“SUL学生実行委員会”は、シャドバ大学生リーグに参加しているサークルが「どのような活動をしているのか」。
また、そこで活躍する選手達は「どのような人物なのか」「何を思ってシャドウバースをプレイしているのか」そんな大学生リーグでしか描けない視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだインタビューを行い、発信していくことにした。
「SUL注目チームインタビュー」第1回は、新メンバーを迎え3連覇を狙う“京都大学シャドバサークル”の皆さんにお話を伺った。


ご協力いただいた方々

95選手 @shitoshin95
冷静な判断と丁寧なプレイで、21-22 Seasonから京都大学シャドバサークルを優勝に導いてきた。23-24 Seasonからはリーダーを務める。個人でも6月に行われたES地方大会で優勝を果たしその勢いのまま、チーム一丸となって大学生リーグ優勝を目指す。

げんぶ選手 @G_en_bu
京都大学シャドバサークルには22-23 Seasonから加入。GRAND FINALSでは唯一の「武装ディスカードドラゴン」を持ち込み、奇抜な発想と巧みなプレイを見せた。麻雀の活動も精力的にされており、2023年4月からはΣリーグにも参加している。

テリヤキ選手 @EM_CBX004
RAGE Shadowverse 2022 Autumn 優勝を経験。2月に行われた Shadowverse Invitational 2023 から共に出場していた95選手・げんぶ選手と交友があり、23-24 Seasonよりインカレ制度を利用して大学生リーグ初参戦となる。

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大学生活とシャドバプレイヤーの2足の草鞋

実行委員:お三方は、シャドバ大学生リーグの選手として大会に参加しながら、学生として学校に通っていらっしゃいます。沢山の人がしのぎを削るシャドウバースの競技シーンの中で大学生シャドバプレイヤーとして、シャドウバースとどのような関わり方をされていますか?

95:もちろん大学以外の時間を全てシャドバに使っているというわけではないですが、勉強に差し障りない範囲で頑張っているつもりです。シャドバにのめり込みすぎて勉強が疎かになってしまった人も何人か知っているので、自分はテスト期間中など区切りをつけて切り替えています。

げんぶ:シャドバの競技勢の人たちは、ゲーム内の1つのパックのスパンである3ヶ月を、1ヶ月目はRAGE、2ヶ月目は地方大会などに出場し、3ヶ月目は大会などがなく少し余裕を持って過ごしていると思います。しかし大学生になってからは、3ヶ月目もシャドバをやっていることが増えてきています。特に22-23 2nd SeasonからはAチームに入り、そこからはほとんどシャドバをしています。

シャドウバースが日常のこんなシーンでも

実行委員:シャドウバースは、大学のサークル同士の大会である大学生リーグ以外にも様々な競技シーンがあり、2足どころか3、4の場で戦われているのですね!
シャドバをしていたことが、学校生活で役にたったことってあったりしますか?

げんぶ:大学の授業で「コントラクトブリッジ」というトランプゲームに取り組んだ際に、シャドバを通じてカードゲームに対する考え方を知っていたこともあり、早く飲み込むことができました。シャドバをやっていなければこうはなっていなかっただろうと思います。

95:シャドバをしていたから今のサークルのメンバーと知り合うことができたので、ある意味これもシャドバのおかげですね。

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選手達のモチベーションに迫る

実行委員:どんなに活躍されている選手でも、長時間集中してプレイすることは本当に難しいことだと思います。
そんな環境の中で、日々の活動の支えやモチベーションになっているものはありますか?

95:自分たちのサークルはメンバー同士仲がいいので、練習以外の時間にも集まってオンラインでできるパーティーゲームなどをして過ごしています。

実行委員:週に何回など日程を決めて集まっているのですか?

95:特に集まる日が決まっていることはありません。しかし、結構な頻度でメンバーの中から「このゲームしよう!」や「この日練習しよう!」などと声が上がり、通話をしながらコミュニケーションを取っています。

実行委員:高みを目指して共に戦う仲間でもあり、一緒に遊ぶ友達でもあるんですね。

95:大会に向けての練習も中のいいメンバー達と通話をしながら行うことで、楽しく取り組むことができ、このことがモチベーションの維持に大きく関わっていると思います。

サークルメンバーで通話をしながら練習をしている様子

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京都大学シャドバサークルが誇る強さとは

実行委員:皆さんの日頃の一面やチームの雰囲気などをお聞きできたところで、チームの競技的な面についてもお聞きしていきたいと思います。
ズバリ!京都大学シャドバサークルの強みはどんなところでしょうか?

95:自分たちが昔から話しているのは「アベレージが高い」ということです。大学生リーグのBO9という試合形式の性質上、全員が勝利して初めてチームの勝利になります。そんな中で自分たちはアベレージが高くBO9に向いたチームだと思っています。

げんぶ:自分もそういったイメージです。他にも自分たちのサークルは、先輩達からプレイの技術をしっかりと教えてもらうことができていることが強みだと思います。上手な先輩から教わって強くなった人が、次は後輩に教えるという流れができていて、自分も様々なことを教わっている最中です。このような流れがどんどん高いアベレージを生み出していると思います。

テリヤキ:先ほどの話にもあった通りメンバー同士の仲が良く、練習中に議論に発展した際も、喧嘩っぽくならずに意見を言い合えるとてもいい環境です。実際にプレーには関わらない仲の良さがチームの強さにつながっていると思います。

実行委員:「メンバー同士の仲の良さが強さにもつながっている」ということが本当に素敵な関係だなと思います。京都大学シャドバサークルの強さの秘訣がそんなところに隠されていたなんて驚きです!!

22-23 Season GRAND FINALSに向けて東京に到着したメンバー達のオフショット

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シャドバプレイにとどまらない熱い思い

実行委員:この記事や大学生リーグでの活動を通じて「伝えたいこと」や「広めたいこと」があったらお聞きしたいです。

げんぶ:このサークルの雰囲気の良さが読んでくれた人に伝わるといいなと思っています。みんなでオンライン上に集まってゲームをしていることに、いいイメージを持っていない人が少なからずいると感じています。
「京大シャドバサークルは、大学生としてめちゃくちゃ仲良くやっているんだよー」ということがもっと広まればゲームへのいいイメージにもつながると思っています!

実行委員:本当にそうですね。京都大学シャドバサークルの良さをしっかりと伝えられるような記事にしたいと思います!

23-24 Season に向けての意気込み

実行委員:これまで様々な質問にお答えいただきありがとうございました!
最後にこれから始まる23-24 Season に向けての意気込みをお願いします!!

95:3連覇目指して全力で頑張ります!

げんぶ:自分は昨シーズンから加入したので2連覇がかかっていることになるのですが、2連覇も3連覇も昨年優勝したという状況は変わらないと思っています。緊張していますが全力で頑張ります。

テリヤキ:初めて大学生リーグの舞台で戦うことになるので、自分もGRAND FINALSを経験してみたいです。そのためにまずは1戦1戦をとにかく勝ちたいなと思っています。

編集後記

サークルの活動や雰囲気、選手1人1人にフォーカスし大学生リーグならではの目線でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を書きたいと思い始動した当企画ですが、京都大学シャドバサークルのメンバーから聞いた話1つ1つが、まさしく自分が「知りたかった」「広めたかった」内容でありとても楽しいインタビューでした。
この記事を読んでくださった方はもちろん大学生リーグやシャドウバースを知らない人にも京都大学シャドバサークルと大学生リーグのいい雰囲気が伝わることを願っています。
ありがとうございました。

第2回静岡大学シャドバサークルの皆さんへのインタビューはコチラ↓↓

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