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SUL 注目チームインタビュー #2 「百花繚乱の職人集団」 静岡大学シャドバサークル

 Shadowverse University League(シャドバ大学生リーグ)の運営を行なっている“SUL学生実行委員会”では、参加サークルや選手に注目したインタビューを行い、大学生リーグならではの視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を発信する。
(第1回京都大学シャドバサークルの皆さんへのインタビューはコチラ。)

「SUL注目チームインタビュー」第2回は、第1,2ラウンドの全試合で勝利を収め、最高のスタートを切った『百花繚乱の職人集団』 静岡大学シャドバサークル の皆さんにお話を伺った。

ご協力いただいた方々

除菌太郎選手

個性派揃いの静岡大学メンバー取りまとめるチームリーダー。穏やかな人柄でメンバーからの信頼も厚い。その雰囲気とは裏腹に、直感的で斬新なプレイで相手を翻弄する。

鉄華選手

奇抜なデッキを巧みに操り、チームに勢いをつける特攻隊長&盛り上げ担当。圧倒的な試行回数をこなし研ぎ澄まされた感覚から、相手の手札までをも計算した盤面で相手を制圧する。

ナギ選手
静岡大学のフレッシュマン。歴戦のチームメイトからの指示をそつなくこなしチームを活気づける。どんな相手にも臆さず、持ち前のパッションで目前の相手を破壊する。

Nastya選手
数多くの”シャドウバースチーム戦”経験を活かし、チームが逆境に立った時、流れを「勝利」で覆す陰の立役者。攻めっ気のあるリーサルターンが速いデッキを得意とし、相手に攻められる前に確実に攻め切る。

Beria選手

チームの持ち込みデッキや試合時の投げ順などを指揮する静岡大学の参謀。過去のミスを細かく分析し、時間を目一杯使って丁寧に相手を追い詰める。

リューマン選手

GOサインと共にチームを飛び出し、必ず1勝をとって帰ってくる点取り屋。どんな相手でも押し除けるパワーの高いデッキを好み、派手なプレイスタイルで相手を蹂躙する。

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「シャドバで青春しよう!!」

    皆さんは、シャドバ大学生リーグの選手として大会に参加しながら、学生として学校に通っていいますよね。たくさんの人がしのぎを削る競技シーンの中で、大学生シャドバプレイヤーとしてシャドウバースとどのような関わり方をしていますか?

除菌太郎:自分は大学までの通学時間が1時間半ぐらいあるので、その時間を使って、シャドバをプレイしています。SULなど大会が近くなると空いている時間にチームメンバーと練習もしています!

鉄華:自分はシャドバに全力で生活しています。自由に使える時間は、ほとんどシャドバをしています。大学生としては大問題ですね笑 
「シャドバで青春しよう!」ってことで、ここにいるチームの友達のみんな今後もよろしくって感じです。

大学生活×シャドウバース  止まらないエピソードトーク!

   「シャドバで青春」いいですね!!他にも大学生ならではのシャドバに関するエピソードがあったらお聞きしたいです!

Nastya:自分は心理学を専攻しているのですが、自分のターンの時間の使い方を工夫して相手のミスを誘うようなプレイをしています。

   過去に、Nastya選手と実際に戦ったことあります! 長時間プレイして疲労も溜まっているはずなのに、時間の使い方が上手くて確かにすごくやりづらかったです笑

除菌太郎:自分はプログラミングサークルにも所属しています。
実は「シャドバのメンテ中にもシャドバできればいいな」と思い立って、擬似的なシャドバを開発しようサークルに参加しました。
残念ながら難しすぎて全然進んでいないのですが笑

   除菌太郎選手が練習用のAIを作ってくれることを楽しみにしています!

除菌太郎:AIはもっと難しそうですね。完成したら公開します。

一同:公開しないでよー!うちだけにしとこうよ!!笑

鉄華:Beriaさんは人に教えることが、とにかく上手いです。難解な議題に対しても説明がわかりやすく、教わる側が気持ちよく理解することができます。Beriaさん!何でそんなに教えるのが上手いんですか??

Beria:実は教育学部で勉強しているんです。誰かに教えるときは、生徒に教えるように棘のない言葉で丁寧に教えるようにしています。

   圧巻の伏線回収!興味深いエピソードがいくつも出てきて、インタビュアーの腕が試されますね!

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「個性が光る」静岡大学の戦術に迫る

    皆さんの大学での話を沢山お聞きできたところで、先日行われた第1,2予選ラウンドについて質問していきます!!
「BO9」2試合を通して、1度も敗北せずに連勝という結果をもたらした"秘訣"はズバリなんでしょうか?

 


リューマン:自分の持ち込んだ「ウヌエルビショップ」が、持ち前のデッキパワーと自分の剛運で不利なデッキ相手に勝ち切れたことですね。

Nastya:直前のターンまでなんてことなかったのに、6ターン目のドローが《詠唱:タウラスの加護》2枚だった時は驚きましたね。

  「ウヌエルビショップ」×「リューマン」の爆発力、恐るべしですね! 勝因の鍵であるデッキの採用理由を教えてください!
!

リューマン:自分が昔から「ウヌエルビショップ」を好んで使っており、今回の試合に向けて立ち位置もそれほど悪くないと感じていたので、チームに持ち込みを提案しました。

鉄華:自分も今期「狂乱ヴァンパイア」をとにかく使っていて、プレイに自信があったため、流行りの「復讐ヴァンバイア」ではなく「狂乱ヴァンパイア」を持ち込むことをチームに提案しました。

Beria:みんなで環境を考察して、その時に強いデッキを持ち込んでいます。今回は2人の提案もあり5デッキがスムーズに決まりました。

Nastya:静岡大学メンバーは、プレイスタイルや好みのデッキが上手に分かれているので、5人とも自分が使い慣れているデッキで試合に臨むことができています。このことが、かなり結果に直結している部分だと思います。

静岡大学の大参謀が語るデッキの決め手

    試合当日の投げ順などについてもお聞きしたいです!

Beria:静岡大学の投げ順は、主に自分が考えさせてもらっています。相手の持ち込みデッキや出方を見極めてチームの方針を考えています。

Nastya:今回は完全にBeriaさんの戦略のおかげで当て勝ちできましたね。

Beria:戦術を考える際に必要な情報収集をメンバーにお願いしています。
そのおかげで自分は投げ順に集中できるので、良い結果に繋がったのかもしれません。また、自分が1人で全部決めるのではなく、自分の意見をもとにメンバーたちとしっかり相談することができているので、チームとしてスムーズに意見をまとめることができています。
 


     今回の試合の中で「ここは綺麗にハマったな」というバトルを教えてください!

Beria:第2ラウンドの1バトル目で、相手のドラゴンに対して「狂乱ヴァンパイア」を当てることができたところですね。
お互い同じ5デッキを持ち込んだ試合の中、全体的なデッキのバランスから、抜けるタイミングが難しい「マナリアウィッチ」に注目していました。
不安定な「マナリアウィッチ」を初手に投げてくる可能性は低いと読み、「マナリアウィッチ」に相性の悪い「狂乱ヴァンパイア」を選び、上手く自分たちのペースを作れたと思っています。

   Beria選手のデッキの選球眼はどこで培ったのですか?

Beria:自分が所属しているアマチュアチームでの経験が大きいです。チーム創設当初からBO9の投げについて試行錯誤してきました。しかし1人で考えているだけでは、まとまらないことや見逃していることもあるためメンバーの助けも借りつつ、チーム全体でしっかりとした戦略を考えられています。
第1ラウンドでもメンバーの助言から、選出デッキを変更し勝利することができました。



Nastya:よく覚えてるなあ

Beria:Nastyaが助言してくれたんだよー笑 こんな感じでメンバーに助けてもらいつつ戦術を考えています。

Nastya:✌️

静岡大学シャドバサークルが誇る強さとは

   ズバリ!静岡大学シャドバサークルの強みはどんなところでしょうか?

Nastya:試合中に生まれる間の時間を有効活用できているところがいいなと思っています。Beriaさんを主軸に戦略の考え方が決まっているので、勝っていても負けていても大きく雰囲気が揺れることなく試合終了まで過ごせていることが勝ちにつながっているなとすごく感じています。

リューマン:先程自分の運で勝ったと言ったのですが、実は静大シャドバサークルは4連続でプレーオフに進出していて、実はこっそり強いんです笑

   強さの秘訣はどんなところでしょうか?



リューマン:メンバー全員が安定して上手いことに、デッキ選択や投げ順が噛み合っているところですね。味方ながらいつも「上手いな」と思って見ています。

除菌太郎:みんなそれぞれが得意とするデッキが分かれているので、幅広いデッキの中から持ち込みデッキや戦術を選べることだと思います。今シーズンのような、同クラスに複数のアーキタイプが存在する時でも、余裕を持って臨むことができました。

   そんな静岡大学シャドバサークルにキャッチフレーズをつけるなら、どんな言葉が当てはまるでしょうか?

鉄華:デッキの好みや戦い方など、メンバーそれぞれがいい具合に分かれているので大学生リーグでのBO9という形式では、とても強みになっていると思います。このインタビュー中も、みんなバランスよく話していて性格面でもガチっと噛み合ったメンバーが揃っていると思っています。

Beria:メンバー全員が話を聞くことが上手いです。練習中なども、相手の意見に覆い被さることなく議論が行うことができ、効率よくレベルアップできていると思います。

Nastya:キャッチフレーズってなると難しい……

Beria:「虹」とか「三者三様」みたいなワードで表現できないかな?

一同:………。

   本当にメンバーの皆さんが個性的で、それがプレイにも現れているということをすごく感じました。
Beria選手の戦略や鉄華選手やリューマン選手の特攻隊長・点取り屋など、各々の役割を突き詰める職人っぽさもあるかなと思ったので
ズバリ『百花繚乱の職人集団』はいかがでしょうか!

一同:それでいきましょう!!RAGEファイナリストになったときに使わせていただきます笑

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今後の大学生リーグへの意気込み

  
 最後にこれから控えている予選ラウンド・プレイオフトーナメントに向けての意気込みをお願いします!!

除菌太郎:30勝0敗目指して勢いを止めずに頑張ります!!

鉄華:前シーズンはプレーオフの1回戦で負けてしまったので、今回こそ優勝目指して全試合勝つつもりで頑張ります!

Nastya:みんな目標が大きいので、僕は控え目に「自分が」全勝でいきたいと思います笑 ……というのは冗談で「チームの」勝利に貢献できるよう努力します

ナギ:チームの勝利はもちろんのこと、楽しんでプレイします

Beria:前シーズンの雪辱を果たすべく個人のプレイもチームの戦術面もしっかり準備して頑張ります!

リューマン:プレーオフに進んで今年こそ優勝して、有名配信者の方と対抗戦コラボしたいです

一同:🤣🤣🤣
   それいいなー 自分も言えばよかった笑

   最後にオチ付けるの上手いな笑

   今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました!!静岡大学シャドバサークルの強さと楽しい雰囲気を伝えられる記事を書きたいと思います!!!

編集後記

「シャドバで青春しよう」という言葉が、インタビュー中のメンバー同士の掛け合いからとても伝わってきて、自分も楽しみながらインタビューを行うことができた。当記事のメインテーマの1つである「大学生×シャドウバース」は、数多く存在する競技シーンの中でも、大学生リーグだけが持つストロングポイントだと思う。しかし具体的な話となると非常に難しいテーマでもあり、つい「突飛な質問なのですが」と前置きをしてしまう。
今回静岡大学シャドバサークルのメンバーから、流れるようにエピソードが出てきたことには、驚きと自分の認識の甘さを強く感じた。今後も、シャドバ大学生リーグで戦っている大学生やサークルの、”まだほとんど知られていない魅力”をこの記事を通じて発信していきたい。


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