GUやユニクロのシャツを、好みのボタンに付け直す。

一方でUNIQLOは衣服の価格感覚を狂わせ、しかも中間的価格帯のブランドの多くを窮地に追い込んだ罪深いメーカーでもあるのだけれど。同時に他方でデフレ30年以上の日本のユーザーにしてみれば、上手に使えば重宝なブランドではあって。まず下着類と冬場の裏起毛ヒートテックタイツがありがたい。秋冬の色とりどりにカラフルなメリノウールも一枚や二枚は欲しくなる。ジーンズも品質最高でしかも裾上げ価格含め4000円は驚きである。そのうえUNIQLOはコラボも熱心で、たとえばMARNIとのコラボのシルク100%スカーフをぼくは気に入っています。ただし、コラボ以外のUNIQLOのメインラインはノンデザインがポリシーなので、買った後にちょっとデザイン的な工夫をしたくなってくる。


また、系列ブランドのGUはむかしはちょっぴりモード気分の格安服を売っていたもので、黄色いチェックのジャケットとセットアップパンツなど好感を持ったものだけれど。しかし、ざんねんながら近年はかつてほどにはモードを意識しなくなったように見える。


とはいえ、そんなGUもシーズンごとに、お、いいね、とおもえるアイテムもときどきあって。今季ならば、男もののポリエステル・シアーの(紗のような透け感のある)黒のオーヴァーサイズドレスシャツを出していて、ぼくは即買いした。2000円。

ただし、せっかくのお洒落な透け感のある黒シャツながら、しかし黒のボタンが安っぽい。


そこで西葛西在住のぼくはまず、生地とボタン類そのほか手芸関係のお店、Milky Way さんでシャツのボタンホールに合わせたワインレッドのボタンを9個買い求めた。400円程度だったかしらん。

そしてその足で、北口大通りに移転したばかりのお直し屋・アトリエ・ベルアールさんに向かい、ボタンのつけ直しをお願いした。2000円くらいだったかしらん。

そして一週間足らずで仕上がったものを拝見すると、あらあら不思議、がぜんシャツはかわいくなっちゃって。ボタンだけでがぜん違って見えてくるものなんですね~。こうしてぼくはユニクロ~GUのシャツをかっこいいボタンに付け直す遊びを覚えたのだった。


なお、都内でボタンを売っている店は少ないけれど、たとえば馬喰町のカンダ手芸も重宝なお店らしい。

お好きな人は、この遊び、ぼくと一緒に楽しみましょう。

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