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高橋悠治さんによる、(バルトーク的な)朝鮮民謡の活用?

高橋悠治さんが作曲した『みちでバッタリ』という歌は、ふたつの朝鮮民謡を繋げたものだそうで、民謡のメロディを壊さないようにどくとくの色彩を添えるような和声づけが成されています。このトラックの歌は矢野顕子さん、編曲は高橋悠治さんの原編曲に忠実に坂本龍一さんがおこなったもの。



こちらは『ゆめのよる』という曲で、高橋悠治さんの作曲とピアノ伴奏で、矢野顕子さんが歌っておられます。こちらはよりいっそうバルトークの方法が活用されているっぽいですね。ふつうは民謡に和声づけをすると、民謡らしさが壊れてしまいがちになるものだけれど、しかし、高橋悠治さんの作曲にはそんな気遣いは一切ないところがさすがです。



この曲『時計草』もバルトーク的な音楽観が反映されているっぽい。


高橋悠治さん。

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