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イランの民謡アンサンブル、Rastak Ensemble。

一説には世界中に言語は6900もあるそうで、とうぜん同様にさまざまな音階、旋法、リズムの音楽があるでしょう。ところが近年、世界中が四拍子系のリズムとドレミファソラシド、そしてEDMがリードする西側音楽に毒されてしまっていて。したがって世界中の心ある音楽家はおもう、まずい、いまのうちの自分たちの音楽を収集し、演奏し、継承しておかないことには、自分たちの音楽遺産が失われてしまう。


Rastak Ensembleは1997年に結成され、以来かれらはペルシャ~イランの伝統音楽を収集し、研究分析し、伝統的な楽器を使い、伝統音楽をイラン的個性を活かしながら室内楽ふうにアンサンブルに構成します。西洋ふうに言うと、20世紀初頭の新古典主義音楽みたいな発想ですね。

舞曲ですね。この音楽でみんな踊るんでしょうね。6/8拍子なんでしょうけど、12拍子っぽくも聴こえますね。ひそかにジャズっぽいウッドベースが入っているところがアイディアですね。琵琶みたいな楽器はUdですね。胡弓のような弦楽器はTamburでしょうか。きらびやかな音の、「膝の上で演奏する琴」みたいなのはDulcimerでしょうか。ヴォーカルはペルシアこぶしなんでしょうね。コーラスはいかにも非西洋的にユニゾンが多いですね。イランの遊牧民は馬に楽器を積んで移動を続け、適当な場所にテントを張って、みんなで音楽演奏して、踊って楽しんできたんでしょうね。


こちらはパーカション・アンサンブルですね。

こちらはポップでダンサブルなアレンジになってますね。


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