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社会科学の利用

社会科学の工業的な応用|鈴木良実|note を前に書きましたが、その後色々と考えたので、もう少し書いてみます。

前に書いたのは

物理学->工学
で行われた
理論->モデル化->物作り

と言う発想で議論しました。

しかしながら、物作りの世界でも

実際にあるモノの進化変形
類推的な発明

等があります。これを社会科学的な分野の、現実への適用で考えました。この場合

今あるモノを観察し
そのよい点悪い点を見出し
悪い点を直しながら真似していく

と言う発想になります。しかし、この検討の前に

何故これが成立する

と言う検討が大切です。多くの会社は

XXで成功したから当社も

と言って、猿まねで失敗します。ここで大事なことは

自分達のよいところ

を見逃している場合です。某社が、他所から社長候補を迎えて失敗し増した。その理由は

某社のスピードに他社出身者は追いつけない

でした。こうした

当たり前と持っている自分の強み

を理解し明確に言葉に出来ないと、他所の成功例の持ち込みに失敗します。

例えば、ダイエットの広告にある

短期で10Kg減量
と言う方法でも
元が90Kgの人なら出来ますが
50Kgの人なら難しい

と言う様な感じです。

こうした、成功者の成立条件を明確にする。そのために

前提を意識する
社会科学の理論の眼で観る

方法は有効だと思います。

取り合えず説明する
その後に
使えるかどうか考える

こうした発想も必要かと思います。

工学のような、物作り発想は、社会科学では難しいのかなと思いました。



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