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機能集団の欠点

今年一年を振り返ると、相変わらず会社の不祥事が目につきます。
そこで年末でもあり、少し腰を落ち着けて、この原因を考えてみました。

トラブルを起こした会社の多くは

各部門の機能が旨く働かない

という状況でした。私はこの問題を見ると

会社組織として機能定義不全

と感じていました。

しかしもう少し深堀すると

機能集団としての会社でよいのか?

という疑問が出てきます。これは、社会システム論などで言う

機能集団は基礎集団が進化したモノ

という発想に対する疑問です。確かに厳密な機能定義ができた組織は、それなりの効率を上げます。しかしながら

環境変化に適応できない機能

を抱えるとそれは、自滅の道をたどるのです。

これが現状のトラブルの一因だと思います。

さてこの対策は二つの道があります。

一つは、基礎集団としての組織を見直すことです。つまり

会社を村や家族的に考え
全体をよくすることを皆が考える

発想です。こうした発想は

命令された仕事以上の対応力

などで危機を乗り越えていきます。日本企業の生き残りには、この発想がありました。

もう一つは、機能集団の常時更新です。具体的には、経営幹部やスタッフが

常に機能を見直し現状に合わせる

発想です。この実例は

トヨタの進化する官僚主義

が一例だと思います。ルールを文書化し、常に改善する、これが実行できるのがすごいです。

このどちらかが、道を拓くと思います。

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