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スパイラル的な社会成長

社会のように、複雑なモノを扱う方法として、システム思考があります。しかしながら、システムに対応する発想が、西欧文明の場合と、私たち日本人の場合には、根本的な違いがあります。簡単に言うと

  • 法律などで縛って支配者の考えに合わせる西欧文明

  • 現状に合わせて皆で納得し対応する日本人

です。

さてこれを、システム思考として考えると

  • ネガティブ・フィードバックで目標値に合わせる

  • ポジティブ・フィードバックで全体がスパイラル的に成長

という二つの形になります。しかしながら、現在の科学は西欧文明の影響が大きく、ネガティブ・フィードバックの研究が進みましたが、ポジティブ・フィードバックの研究は、進みませんでした。それどころか

ポジティブ・フィードバックは発散

と言うことで、望ましくない状況と考えていました。自動制御で使う電子回路の勉強では

発振しないネガティブ・フィードバックの範囲

で回路を動かすことを学びます。

しかしながら、現実の社会では

  • 分業を無意識に行う

  • 分業という言葉が意識される

  • 益々分業が進む

と言う風に、概念と現実が相互作用するように、色々なモノが相互採用で変化し

ポジティブ・フィードバックで成長

する場合が多くあります。また、デフレ・スパイラルという風に、悪い方に回る場合もあります。

こうした、色々なモノが、相互作用で変化する状況に向き合い、スパイラル的に成長する。こうした考え方が、複雑な社会を活かすためには、必要だと思います。

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