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理性的な論争法

昔のTwitter今のXで

という話がありました。これは、論争手法としては、多くは成立するでしょう。しかしながら、これは

私の会社のXX氏は東大卒だが仕事はできません

という具体例で、反論される可能性があります。こうした

一つの強烈な実例で主張

する人への反論は、なかなか難しいものがあります。

こうしたトラブルの原因の一つは

行き過ぎた一般化

です。これは両者にあります。つまり

無能論者は「すべての東大生が使えない」
有能論者は「すべての東大生が使える」

という議論です。これはどちらも

無能論者には「使える東大生」
有能論者には「使えない東大生」

という反対例でつぶされます。

さて、これを

多くの東大生は使える
ただし
使えない一部の東大生もいる

という主張なら、多くの人が賛成するのではないでしょうか?

こうした、議論は

統計の発想を加える

方法で、より論理的になります。例えば

平均値として能力は高い
バラツキも少ない

という議論です。これを言葉で言うと

私の知っている東大出身者の多くは
会社で多くの成果を上げている
ただし2~3の問題児はいる

なお

フリークラス大学の出身者
にも1~2名の成果を出す人間がいた
しかし多くは指示待ちレベル

また

中堅のD大学は
有能な幹部候補生と
問題児が半々だった

という表現になるでしょう。


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