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日本にとって武士道の位置づけ

先日、イスラム系の国で、日本の精神を説明するとき「武士道」等で説明したという話を見ました。
国境なき医師団がイラクで驚愕…「シーア派最高権威」が日本人に言った「衝撃の言葉」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

私は、この記事を見て

武士は日本人の一部!

と突っ込みを入れたくなりました。

例えば、白虎隊で有名な会津藩ですが

2万の武士と20万の平民

という感じです。しかも一般住民は、会津藩の重税に、嫌悪感を感じていました。これを考えると

武士道は日本の大衆の思想か?

と言う問題が出てくると思います。

しかし、これに関して

明治以降の教育

問題を考慮しないといけません。

明治以降の政治は

国民皆兵の発想で
平民にも武士道教育

を行っています。これを考えると

明治の文明開化から
戦後昭和の復興

までは

武士道精神の影響

はあったでしょう。私は戦後昭和の20年代後半の生まれですが

この仕事をしくじれば腹を切る

と言う場合もありました。

このように考えると

武士道

の呪縛は、少しはあったように思います。

なお、日本的な精神という議論では

少なくとも聖徳太子の17条憲法
つまり7世紀からの伝統

を考えるべきで、明治以降の200年足らずの部分だけで、考えてはいけないと思います。

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