見出し画像

日米の大学卒業生の扱いの違い

昨日の記事に関連して、日本の大学卒業生の扱いについて、もう少し考えました。一つの切り口は

軍隊の士官と下士官の違い

です。アメリカの軍隊では、ここに明確な違いがあります。つまり

  1. 士官は命令の内容に関し自分の意見を言う
    状況によっては修正の意見具申や取引を行う

  2. 下士官は命令を忠実に実行する

と言う違いです。

しかしながら、先日の例にもありましたが

日本では指揮官まで教科書どおり

と言う状況です。これでは

下士官レベル

と言われても仕方ありません。

これは、戦後の企業に於いても、似たような状況になっています。

大学卒業生で指示待ち

と言う人たちです。逆に

勝手なことをするな
前例に従え

と押さえ込む先輩達もいます。

さて、この違いは何故生じたのでしょう。私はこの理由に

日本の輸入文明
つまり
英語が読める人間の重視

があると考えます。つまり、明治の文明開化などの、急速な文明輸入では。海外に正解があるので

海外の先進文明を読める英語力
微分方程式の意味がわかる数学力

が差別化要因になります。

これが行き過ぎて

独自の思考は時間の無駄

とまでいったのが、前に書いた「教科書通りでないと減点」発想になります。

さて、アメリカの状況を考えてみましょう。アメリカでは

子供でも英語を話す

ので、語学での優位はありません。また、近代工業化においては

アメリカが先行したので
外に模範を探せない

状況になります。

そこで

独自の思考力を重視する
その選別として
市場原理で敗者を淘汰

という発想になります。こうして

MBA取得は必要条件
だが
知識を使いこなせないなら退場

という厳しさが出ています。

こうした違いがあるでしょう。

#大学 #日米比較 #輸入文明

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?