見出し画像

現在理論で高評価でも当時の感情は?

江戸時代の歴史の中で、それまで悪役とされていた人が、現在の学問成果では、高く評される場合があります。田沼意次がその代表でしょう。

さて、今回は、萩原重秀について、考えて見ました。
荻原重秀 - Wikipedia
このWiki記事が描くように

萩原重秀の経済政策は、現在の学者の一部からは

貨幣の本質は信用と見抜き
金銀本位制からの脱却を図る
インフレ政策で経済振興

等の先進性を、高く評価されています。

しかしながら、この政策は頓挫します。これに関して、歴史学者の意見は

新井白石による追い落とし

が大きいと言うことです。

しかし、この当時の人々の感情を、もう少し想像すると

幕府に貨幣を勝手に造らせると危ない
と言う
信用の低下

があったのではないかと思います。

現在の進んだ理論で、高く評価される政策でも

当時の大衆感情

を無視しては、成立しないと思います。

#元禄の改鋳 #萩原重秀 #信用

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?