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「哲学」的思考と現物思考

「考える」というと、皆さんはどのようなイメージがあるでしょうか?

私達は、学校教育の成果で

数式で考える
論理的な言葉で考える

等のイメージが強いでしょう。

しかしながら、私たちの生活の中では

色々な物と向き合い考える

場合も多くあります。

さて、両者の考え方の違いに注意すると

  1. 言葉や数式での厳密な思考

  2. 現物対応での色々な試み

という面があります。ここで注意すべきことは

厳密な思考はしかるべき訓練が必要
いわゆる「哲学」的思考

です。西欧文明は

こうした「哲学」的思考を重視

しました。さて、この思考法は

厳密な手順を踏む
ため
一度行うと修正が難しい

という欠点があります。

一方、現物対応での思考法は

現場の知恵
職人的な技
先輩から伝承

等の形で伝わります。日本の文明は、このような知恵も重視していました。ここでは

物を前にして何度も試行錯誤する
ので
修正が上手

になります。

西洋文明の発想には、時間を一方向の流れで考えます。一方、私たちには、四季の繰り返しのように、循環する時間という発想があります。

こうした考え方の違いが

  1. 一方向的な哲学思考

  2. 繰り返し修正する現場思考

の発想の違いにつながっていると思います。


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