日本的な市民革命
昨日の記事あるモノから秩序を生む|鈴木良実 (note.com)に、関連して
承久の乱
承久の乱 - Wikipedia
についてもう少し言いたいことがあります。私は、承久の乱から北条泰時の御成敗式目制定までを
日本的な市民革命
だと考えています。御成敗式目については
御成敗式目 - Wikipedia
を参考にして下さい。
さて、この発想はすでに山本七平が、「日本的革命の哲学」で
一部書いていますが、私は、山本七平には
市民
という観点が弱いと思います。つまり、承久の乱などの一連の動きは
天皇を中心とした貴族
対
武家達
という図式です。これで言葉の上で考えれば
市民ではない!
という人が多いでしょう。
しかしながら、当時の状況を考えると
武士と農民は一体
実力主義
と見るべきであり
高貴な血筋が権威の元の貴族
とは対立する立場です。
これは、西洋などの市民革命の先駆けであり
大衆が納得する法を作る
という
民主主義
の発想が活きていると思います。
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