抽象化の為に理論知識が必要
現実の世界で起こる、色々な物事には、多様な側面があります。しかし、そこから教訓を引き出すためには、特定の側面に注目し、抽象化して、理論に当てはめる必要があります。
そこで
抽象化をどの様に行うか?
という問題が出てきます。この作業は、できる人には容易な感じですが、出来ない人もいます。さらに、できる人は、無意識に行っている部分が大きく、説明できない場合が多いのです。
この理由は
私達が見えるモノは
解るモノが優先
と言う状況から理解できます。
一例では
「ある研究者が
顕微鏡を覗いていても何も見えなかった。
しかし
別の研究者が細菌について研究成果を発表した後は
その中に多くの細菌が見える様になった。」
という話があります。
私達は
本質を見いだす
と言う作業は
誰が行っても同じ
と思い込む場合があります。
しかしながら、実際は
人が持っている理論知識で
説明できる部分
を見いだそうとしているのです。これを考えると
各人の学説によって見いだすモノが違う
状況が起こります。
例えば、作業管理の合理化を考える時
テイラーなら作業の条件を
メイヨーなら作業者のやる気
を見るでしょう。
このように考えると
物の見方を豊かにする勉強
が必要でしょう。
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