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短編小説 『秋空』

⭐︎あらすじ

銀座でホステスを務める七海。
七海は著名人からも指名の入る、人気のホステスであった。
充実した毎日を送っており、プライベートではお付き合いをしている北斗がいる。

この日、彼と会う予定ではなかったが、大事な話があると言われ、会う約束をする。
しかし約束の時間になっても北斗は現れない。

そんな時、七海の携帯が鳴る・・・

それは七海の人生を大きく変える呼び出しだった。

著者の経験を散りばめた短編小説。

エピソード『秋空』

登場人物

主人公
花咲 七海(かざき なみ)

七海の彼氏
三浦  北斗(みうら ほくと)


七海は銀座でホステスのリーダーを務めていた。
美貌だけではない。
ただそこにいるだけで放たれる、高貴で気品に満ち溢れたオーラ。

七海のスター性のある耀きは、誰もが真似の出来るものではない生まれ持った素質である。
煌びやかな彼女の周りには、自然と人が集まってくる。

思いやり、優しさ、愛のある厳しさ、何よりミステリアスな彼女の心が、人を惹きつける最大の魅力であった。

見た目とは裏腹に、若さを感じさせない豊富な知識と経験。
彼女との会話は常に驚きと発見がある。

瞬く間に財界や著名人からも指名が入る、人気のホステスになった。
人望のある七海は顧客の信頼を得ていた。

鋭い観察力と洞察力で学びを惜しまず、実質的な経営者にまで上りつめた。

今回の話は、彼女の人生を大きく変えたエピソードである。

時計が深夜0時をまわる頃、休憩を取りながら七海は携帯を手に取った。
携帯には当時付き合っていた、北斗からの不在着信が入っていた。
いつもはメールで連絡を取るのにどうしたのだろう。
七海は急用かと思い折り返し電話を入れた。

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3,863字

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