献血ヲタクとか献血マニアの人口はどのくらい?

結構、献血好きな自分ですが、気合いが足りないのと血圧がちょっと有り余り気味なので、献血ヲタクとか献血マニアのレベルには届かない自分ですが、先日、献血ルームで血小板成分献血20単位(採血時間1時間15分)をやってきました、こんばんわ!

ヲタクとかマニアとか、推しのためならお金をつぎ込めるそのパワーと経済力はこの不景気な世の中では貴重な存在です。堂々とヲタ活しましょう!

ヲタクの人口

ヲタクの人口は全人口のどのくらいないのでしょうか。

20~50代未既婚男女を対象として、「何かしらのオタク趣味を持つ」割合を2020年国勢調査の人口と掛け合わせて、男女未既婚別のオタク人口を試算※してみると、20~50代だけに限定しても、オタク人口は約1300万人、当該年齢全体の23%がオタクである。

https://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20220321-00287508

だいたい、4人に1人が何らかのヲタクだそうです。安心しました。

一方、女オタクを見ると、なんと「鉄道」「パソコン」オタクについては、全体女性の未婚率を下回っている(=既婚率が高い)。これらは、いかにも男オタクが多いイメージの強い趣味であり、そうした女オタクの絶対数が少ないがゆえに、逆にモテるのかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20220321-00287508

ヲタサーの姫みたいなものでしょうか。あと、鉄ヲタ女性の既婚率は「ママ鉄」が押し上げているのかもしれません。お子さんに電車を見せているうちに、ママも鉄になっていく、みたいな。N700とかN700ぇー(小さいA)とか、N700えー(大きいA)とか、N700Sだとイマイチ華がありませんが、E5とH5が帯の色がちがうとか、茜色のE6とか、落ち着いたE7/W7とか、いろいろと華やかでありますし。今年はJR東日本、新幹線イヤーですよ!

分野別のヲタク人口

ヲタク分野別の人口はこんな感じだそうです。

大きなところでは漫画が640万人、アニメが598万人、アイドルが280万人。比較的小さなところではプロレスが30万人、ミリタリーが21万人だそうです。

献血者数・年間献血回数

献血ヲタク、献血マニアの人口規模の調査なんぞはきっとされたことはないと思いますので、代わりに年間の献血者数とか、年間の献血回数の分布はどんな感じかを確認してみましょう。ありがたいデータがこちらで公表されています。

令和2年9月10日
日本赤十字社 血液事業本部
献血の現状
https://www.mhlw.go.jp/content/11127000/000669141.pdf

「令和元年度 年代別・男女別・回数別実献血者数」によると、献血者の実人数(複数回した人も1人としてカウント)は2,678,144人とのことです。うち、令和元年度に1回のみ献血をされた方が63.3%、2回が22.6%、3回が7.8%、4回が1.4%、5~10回が3.2%、11~20回が1.6%、21回以上が0.1%と示されています。

一般の人、逸般の人。

一般の人

「そこに献血バスがいたし、時間があったからふらっと献血してみました」という、世間的には「普通」なイメージの献血者の方は年に1回とか2回とかと考えられます。400mL献血をしたあとは次の400mL献血まで12週間とか16週間とかを空けないといけないことになっていますし、男性は年間1,200mLまで、女性は年間800mLまでという制限もあります。

献血がかなり好きな人

年間3回以上の方は成分献血「も」されている方が含まれている可能性が高いです。ということはかなりの確率で「わざわざ予約をして出向いてまで献血をする」とか「献血のために2時間を費やすこともいとわない」層であるといえます。年間3回以上は14.1%、378,195人。年間4回以上は6.3%、169,363人。

もちろん、この全てが「献血ヲタク」「献血マニア」とくくってしまってはお叱りを受けてしまうのですが、広義の「献血がかなり好きな人」は17~38万人ということは可能ではと思います。このうちどれだけがヲタク・マニアなのかは神のみぞ知るではあるのですが、仮に半分とすると、ミリタリーヲタクの人口規模(上記調査では21万人)にある程度近い規模感になるのかもしれません。佐賀市とか山口市とかの人口規模です。結構大きい!

相当に献血が好きな人

ほぼ月イチレベル、毎月のお勤めとして綿密にスケジュール調整をして成分献血をメインにされていると考えられる、年間11回以上の方は1.7%、46,291人。年間11回以上献血される方が万単位で存在することに驚きです。この4.6万人は相当に熱い人たちです。「ボランティア精神・使命感にあふれる人」「献血が生きがい」など様々な人が当然その中には含まれているわけですが、「献血ヲタク」「献血マニア」な人が万単位でいることは間違いなさそうです。

かなり古いデータで、ヲタクの定義・ハマり具合が異なっていますが、このようなデータもあります。

新たなオタクの切り口として同社は、(1)こだわりの対象に対して、所得や余暇時間のほとんどを費やす「消費性オタク」と、(2)「自分の趣味を周りに広めたい」「創造活動をしたい」と考える「心理性オタク」を打ち出し、この2種類の特性を兼ね持つ人をオタクと定義した。調査では、消費性オタクは全体の11%、心理性オタクは同36%おり、両方を兼ね持つ真のオタクは同3.6%いたとしている。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/06/news068.html

「真のオタク」に限定された数字ですが、2005年の調査でAV機器、携帯型IT機器、ファッション、カメラ、鉄道アニメの1桁万人の人口規模です。これらの分野はヲタクの一分野として社会的に十分認知されて、専門雑誌もビジネスとして成り立つくらいの規模です。ということは、同じように万単位でいると勝手に想像できる献血ヲタク・献血マニアも十分認知されるはず!

まとめ

全国のコンビニの店舗数が5.5万軒、歯医者が6.8万軒、郵便局が2.4万局、小学校が1.9万校。こう考えると、あなたのそばにも「献血ヲタク」「献血マニア」がきっといます。たぶん。

ヲチはありません。ありがとうございました。

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