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パレットクラブ日記 卒展・卒業制作

こんにちは。イラストレーターの床山すずりです。
2021年5月2日、8ヶ月間通った築地のパレットクラブスクール・23期イラストコースの授業がすべて終了しました。

卒業制作

授業が終わると間髪入れずにやってくるのが卒展です。ただ今、絶賛開催中。もう終盤ですが、よろしければぜひ!


こちらは自由参加で、床山は卒業制作を1点出品しています。

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タイトルは「ブレーキ」。さて、私はどこへ向かおうとしているのか。

テレビでフードロスと環境破壊の番組を見たばかりで、なんとなくいつもの女性の絵を描く気になれませんでした。そこで、少しメッセージ性のあるイラストにしようかなと思ったのと、第31回の授業で服部一成さんから「モノを描いてみては?」と言われていたのもあり、モノに寄せた形で人を描いたのでした。
ジョウロから出ている水には「覆い焼き(発光)」の合成モードを使っています。あまり合成モードは使わないようにしてきたのですが、せっかくデジタルで制作しているので、デジタルの強みを生かしてみようという目論見です。
目の色は赤信号のイメージ。スクールに通う中で使い始めた、主線を白く抜く手法で描いています。この描き方は、CLIP STUDIO でしか今のところ再現できません。クリスタとずいぶん仲良くなれたのも、スクールに通った成果の一つだなと思います。

課程を終えて

パレットクラブの豪華な講師陣に惹かれて通い始めた床山でしたが、やはり一流の先生たちはすごかった。毎回毎回、言われた言葉は胸に深く刺さったままです。33回分すべてご紹介したいところですが、とくに心に残っていることは……

吉岡ゆうこさん……「色の響き合い」を大切にすること
大島依提亜さん……自分のアイデンティティを絵に投影すること
大原大次郎さん……描いている時の身体性を大切にすること
飯田淳さん……境界ではなく中身の入った線を描くこと
上田三根子さん……細かいところまで見落とさない姿勢

スクールで学んだことで視界がひらけたかというとそんなことはなくて、かえって悩みが深くなったという受講生も多く、床山もその一人。でも、通いながら試行錯誤する中で、今後伸ばしていきたい描き方も見つかったし、蓄えることができた知識や視点は8ヶ月前とは比べものになりません。悩みを共有できる仲間も見つかったので、やっぱり通って良かった! スクールでのすべての出会いに感謝です。

全33回の授業の記録をマガジンに残しました。よかったら見てみてください。

そしてお知らせ。
6月からスタートする、パレットクラブスクール「イラスト卒業生コース」(24期)へ進むことにしました! また記録を残すとしたら、「続・パレットクラブ日記」とかになるのでしょうか……。その時はまた、どうぞお付き合いください。

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