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「ご自由にお書きください。」

noteの編集画面を開くと、「ご自由にお書きください。」の1文が出てくる。

これを見ると、ここは私だけのフィールドなのだと思うことができる。

私はnoteのプロフィール欄に、「ここは私の世界なので誰からの批判も受け付けません」と注意書きしている。私がここに書き記した言葉は、私の中の正義に基づいて生まれたものであり、誰かのねじ曲がった感情で批判されることは受け付けないということである。

「ご自由にお書きください。」と言われることなんて、人生で意外と少ないと思う。学校で作文を書かされる時や、詩やエッセイの公募に作品を出す時など、大抵は既にテーマが決まっていて、そのテーマに沿った内容を書かなければならない。

テーマが決まっている方が書きやすいタイプの人と、テーマが決まっていると書きにくいタイプの人がいると思うが、私はどちらかというと後者である。詩やエッセイの作品を公募に出したくて、応募できそうなところを探してみても、私が書きたい内容や私の文体を評価してくれそうな賞はなかなか見つからない。世の中で評価されやすいのは、誰でも分かりやすい簡潔で綺麗なものばかりであって、私が書きたいことは世の中ではあまり求められていないようだ。

だけど書きたい。私は自分の思いや考えを書き綴るために生まれてきたのだから。

そこで選んだのがnoteである。ここでは、決まったテーマや縛りは無くて、「ご自由にお書きください。」といつも私を迎え入れてくれる。ここで文字を書いている時は自由でいられる。嬉しさや喜び、悲しさや怒りなど、全ての感情をここに書き残すことができる。

ここにいる私は誰にも邪魔されない。誰にも傷付けられない。「ご自由にお書きください。」と言われているこの場所では、私は伸び伸びと息ができる。

自由に書いたその先で、新しいジャンルの何かが生まれることがあるだろうかと期待して。

自分の書いた言葉を本にするのがずっと夢です。