失われし光源の、その通底する人間性を追い求め、私は遂にそれが実は暗幕の強調に過ぎぬことを知った。黒地の布は煌々たる光の行く末を超えて静かに佇んでいたのだが、それは果たして明るみすら呑み込んでゆく姿態を意識の咫尺、それでいながらも僅かに手の届かぬ程度の遠さから見せつけようとしていた。 私は舞台の上にいる。その無間の間隙を潜ませる悲喜劇の中で唯一無二の凡百を私は演じているのだ。それは周りの演者も然りで、その没個性を大半は甘んじて受け入れ、中にはその屈辱さすら最初から気づかずに
きょうはみがきにしんを食べました。みがきにしんってなんでこんな名前なんだろうね。いっぱいにしんをみがいたのかな? おいしかったです。
また君に見られちゃったな 笑ってるところをさ 落ち着こうじゃないか だってこんなにキマってる僕なんて慣れてないだろ、は、は! また君に見られちゃったな 笑ってるところをさ いつか君とお別れだ だけどしばらくすればどうでも良くなるよ また君に見られちゃったな 笑ってるところをさ 挫けてないさ じきによくなる、それで馬鹿騒ぎさ! また君に見られちゃったな 笑ってるところをさ 辛くても、君の手を握れば僕はやっていける
君が望んだ通りなら それがずっと同じままだと思うかい? 今までしたキスの一つ一つ そう、僕たちのキス全て それでもし僕が、君が望む僕であるなら そして今すぐ君が、僕の求める姿にさえなってくれたら それで十分だと思わないかい それで十分さ、きっと 今はね 一つ一つの嘘を 精一杯君はついてきた でも意味はない 僕にとってはなんでもないさ 僕は嘘をつかず君に身を捧げたから もし君が、僕が既に知っていることを信じてくれるなら 君が嫌ってきたもの全てを 君が散々利用してきた人々全
陽光は既に頭上で死に絶え、 斃れては熄える、森の彼方。 喒は依然生きるが陰鬱に嘔吐し、 胃痙攣の脈拍、心臓の塀を越え行く。 荒野の冷たいほとぼり、頬と胸刺し、 蝟然、歓喜に満ち満ちては霞む壁。 肉体は虚弱の皺として時刻まれ、 岩木の冷徹はなお火照りの瞋恚を持つ。 喒は軈て丁男の諦観垣間見る人形が如く、 生径果て、無情を讃えて絶無に帰す。