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飛んで異世界 #助手席の異世界転生 #優先席の微世界先生 #毎週ショートショートnote


助手席の異世界転生は
今回も失敗した。

今日も、落ち込む博士を慰め
博士の熱い想いを聞き流し
仕事を終えた。


今夜も自前の異世界転生機で
転生する予定だ。


ウィルス感染防止、
機密情報流出のないように
セキュリティの高い
俺のパソコンにメールが届いた。
メールに書かれたプログラムを
組み込み作動させる。



起動音の後、数秒で異世界へと到着した。

近くのラボに
仮想現実プログラムで
侵入する。

『微世界プログラム』
聞いた事がない内容に
興味が湧いた。

大量の情報を理解するには
時間がかかりそうだ。

俺はハッキングして
データを転送していく。

セキュリティから監視カメラに
切り替えラボ内を見ていく。

ラボ内に少女を発見した。
絵を描いているようだった。
研究員がデータを打ち込んでいる。
コイツが、メールの送り主のようだ。

ある程度観察した後
俺は戻ってきた。


到着と同時にメールを受信した。

「異世界の貴方へ
『微世界プログラム』へようこそ。
今度は直接遊びにきてね。
優先席の微世界先生より」

【413文字】


助手席の異世界転生 
#優先席の微世界先生  
#毎週ショートショートnote

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