スナイパー募集中 #毎週ショートショートnote 「スナイパーの意外な使い方」
川を渡り終えた私に
白いワンピースを着た子供が声をかけてきた。
「君をスカウトしにきたんだ♡」
子供は笑顔で、仕事内容を淡々と話し始めた。
世界は私が思っているよりも
深刻な状態のようだ。
「そんな訳で、優秀なスナイパーをスカウトしているんだよ♡世界は君達スナイパーにかかってる♡」
胸を張り、大きな声で演説する子供に圧倒された。
こんなスナイパーの意外な使い方があったのか。と、苦笑しつつ私は全力を尽くすことを約束した。
仕事道具を受けとり、早速仕事を開始する。
「昔は弓矢だったんだけど、今は数を増やす事が先決だからね♡」
キューピットが指名した人物に私は
♡マークの狙撃銃を構えた。
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