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super_acacia155
詩と暮らす7 & 強すぎる数え歌 【414文字】 #詩と暮らす #シロクマ文芸部 #強すぎる数え歌 #毎週ショートショートnote
「詩と暮らす事になった」
煙草の煙を吐きながら呟いた。
「なに？デキ婚？」
幼馴染が聞くので
「ああ」
と俺は答えた。
幼馴染のスマホから
昔流行った数え歌のメロディが流れている。
「なんで数え歌？」
俺の質問に
「強すぎる数え歌って知ってるか？」
質問で返してくる。
「これ元は呪いの詩なんだっ…」
幼馴染が呟いた言葉を、俺は口で塞いだ。
翌朝、合鍵で詩の部屋に入る。
テーブルに手書きで俺の名前が
書かれた手紙を見つけ開けてみる。
1枚目に
「探さないで下さい」
と、その言葉の下に
詩の名前が書いてある。
2枚は白紙だ。
失踪？何故？
警察に相談？
俺は混乱した。
スマホの着信音が鳴り
俺はビクッと震えた。
ディスプレイに表示された
幼馴染の名をタップし
今の状況を説明すると、
スグに駆けつけて素早く行動してくれた。
※
今月出産予定の妻の腹に手を添えて
行ってきますと言う。
俺は何も考えず
幼馴染だった妻に従えばいい。
あの時、2枚目の紙を妻が
隠した事なんて考えなくていい。
【414文字】
※
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