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読書感想文「ハイツひなげし」古川誠著

初日の出じゃなくても、朝焼けはキレイです。
冷たくて静かな空気。
今日もいい日になりそう!ありがとうございます。

こんにちは。
私は中学生の頃から、どこに行くにも家から遠くて、
電車に乗る時間が長かったので、
本を読むようになりました。

「ハイツひなげし」
古川誠

この本は、"読書のすすめ"という本屋さんで
店員さんにすすめていただきました。

「喜多川泰さんが好きな人におすすめの本はありますか?」
と聞いたら、間髪入れず
「コレです!」
と渡されたのが、ハイツひなげしでした。

2冊買いました。
本友達へのプレゼントと、自分用。

読んでみて、なんか思ってたのと違った!
教訓というか、気付きの言葉がいっぱいなのかと期待していたけど、
"いつ読んでもいい言葉"ではなく、
"今の私にささる言葉"がちりばめられていました。
それは、読む日によって違うと思う。

だから、これは何回も読みたくなるやつ!

舞台は、ハイツひなげしというアパート。
10部屋の住人たちが1人ずつ主人公の短編集です。
でも10話ではなく、9話なんです。
8号室の小田島さんだけが、主人公の話がないんです。

ただ、小田島さんは、9話全部に出てきます。
そして、9人のこだわりや、わだかまりや、こんがらがった気持ちを、ふんわりほどいてくれます。

自分を軌道修正するきっかけは、ささいなことかもしれない。

なんとなく、書店員さんがおすすめしてくれた理由がわかりました。

そして、古川誠さんの別の作品を読みたいと思ったら、あと1冊しかない。
デビューしたてなの?と思いきや、
なんと雑誌の編集長さんでした。

仕事しながら小説書いてたの!?
すごーい!
もう1冊の作品も気になるから、近いうちにポチッとします。

明日は仕事始め。
楽しみです。

本田智子

全国に広がる頭痛治療家の日だまりショットネットワーク

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