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新スズメベースのシステム

この12月からスズメベースは、メンバー全員の秘密基地!と決めて、メンバー集めをしました。やりたいことをやる…ということと、会費は決めました。会費は3段階+αにしたので、その差はあります。今日はその辺のことを書きたいと思います。

本当は会費を一律にしたかった


境目って難しくないですか?差を出すのがあまり好きではないので、本当は会費を一律にしたいと思っていました。

月の出費固定額を集まった人数で割って、ほんの数人で同格で…みたいなことが理想でした。関わる人数が多くなると揉める率が高くなりそうだし、自由度が減るんじゃないかと思ったからです。1人につき月2万円とか3万円くらいならば、まぁいいかな~とか。

一応その条件で、かれこれ1年くらい探してみましたが、月に数万円を出す人は現れませんでした。そもそも月額を表記しなかった時期も長かったし、人数によって月額が変わるだなんて、怪しく思う人が多かったんでしょうね。

人を募集するということは人が必要な訳で、出てこないとなったら、スズメベースをやめるか、月額をしっかり決めて再募集するか~を選択しなければならない時がきました。

月額を朧気にしていた時にも、一応何人かは見学に来たけど、いい返事をもらえることはなかったんですが、見学者の大半は本業があるか、子育て中の人でした。だから週に何日も来られない。それにしては月額が高い…と言われました。

こちらからすれば月極めであって、単発のスペース貸しをするつもりは全くないので、そう言われてもなぁ~と思いました。日にち問題の次は面積。面積がもう少し狭くていいから、安い方がいいと。あぁ~そうですか…くらいにしか、その時は思えなかったけど、後々になって役立ちました。

そう、そんな意見を聴いていたので、今回は面積を小分けにして、募集人数を増やして、それぞれの負担額を下げる…ということにしました。

でもこのやり方は、私にはリスクがあります。人数が揃わないと、私の毎月の支出は減らないからです。支出が解消しないならば、スズメベースをやめなきゃならない。崖っぷちに立っての決断でした。

負担額とやれることを決める

スズメベースをメンバーでシェアすることは「ビジネスとしてはやらない」ということが私の大前提。お金を出して借りている場所だから、どうしてもお金の徴収は発生するけど、みんなで楽しみたいし、楽しい場所にしたい。それは同格同額で考えていた時も、多勢低額にしても変わりありません。(メンバーはビジネスで使ってもいいけど)

価格決めが苦手な私とゴーゴーリフレさん。すぐ価格崩壊が起きるので、各メンバーが月に負担する額と、それぞれ何がやれるのか…を決めることは、本当に嫌な作業でした。

そもそもビジネスじゃないから、ビジネスでやっているところよりも安くなる。そうすると損得勘定が凄い、がめついた人が来るんです。私はがめつい人が大嫌いなので、そんなタイプを仲間に入れようとは到底思えない。だからそのタイプを寄せつけない表記の仕方や、システム、雰囲気作りを考えました。(が、まぁ甘かった・後日談)

まずは核になって、一緒にスズメベースを進めていってくれる人が欲しい!という気持ちが、2人共に強かった。元は数人で同額同格をやりたかったくらいなので、それに近い人が何人かいて欲しかったんです。熱意がある人。ゴーゴーリフレさんのように、スズメベースを気に入ってくれて、存続して欲しいと思ってくれるような人。

そこで3種類のメンバーを作ることにしました。

・メインメンバー(棚メンバー)
・箱メンバー
・Booksメンバー

棚、箱…ときて、本メンバーにしたかったけど、「本会はー」の本と意味が重なるように感じて、「本メンバー」はなんか違うなと思って、本だけ英語にしました。

それともう1つ、英語にした意味が他にもありました。横並びに書いてしまっているけど、実はBooksメンバーは性質が違うんです。

1つだけ英語である意味

人数が目標額に達するまで、私とゴーゴーリフレさんは、棚メンバーの倍や、倍以上の月額を負担することになります。

目標額に無事達したら、私たちが負担する月額も、他のメインメンバーと同額に近づけようと思っているけれど、足らない分は自分たちが負担しないことには、スズメベースを続けていく道はありません。

ゴーゴーリフレさんを始め、物販や対人サービス、講座を開催するメンバーは、利益が出る活動なので、月の負担分を回収できる可能性はありまが、私は利益が出る活動をしていないので、月の負担分も月々購入して貸し出す本代やビニールカバー代も、全部持ち出しになってしまうことを避けられない。

スズメベースをビジネスとしてやらないということは、メンバーから余剰分は徴収しない…というのが私の考えなので、私の割り当て分は自分で出す予定でいました。

それはよくない、また辛く感じる時が来るよ~と、ゴーゴーリフレさんから言われて、Booksメンバーは本のサークルということで、私がやる、私の管理下に置くことにしました。

まぁそれは必要な人数のメンバーが集まってこその構造であって、人数が少なければ固定費(家賃・電気代・wifi代)に不足するので、結局私がお金を引っ掻き集めて払うことになるだけで、区分も何もあったものじゃないんですけどね。

そんな訳で、メインメンバーと箱メンバーの会費で固定費を払い、Booksメンバーは私が代表で動くサークル…ということになりました。

つるかめ算みたいな計算

さらに、ゴーゴーリフレさんは月額が安くなることを望んだため、施術スペースを使いたい人のための「奥メンバー」も募集することになりました。

そうなってくると計算が難しい。

普通、サークルのメンバーなどの定員は、定員20名とか、人数であることが多いと思います。でもスズメベースの定員は人数で決めているのではなくて、固定費をまかなえる会費分のメンバーが定員なんです。月額が3タイプある上に、棚や箱の数の限界もあるから、計算がとても厄介です。

たぶん、ありそうであまりないシステムで、募集人数の計算がとにかく難しい。つるかめ算より難しい。パスカルの原理にも似ているような…。

知名度もなく、人気がなかったスズメベースなので、会費を安くしたって2人来ればいい方なんじゃない?と話していたら、驚いたことにこれまでと違って、パ~っと希望者が集まりました。おそらく前回書いた通り、Instagramの広告のおかげです。(結局カネなのか?!)あと、時期的なものの影響はあったように思います。

予想外に希望者が来たので、あと何人で募集終了なのか、本当に計算が難しいです。

そこでちょっと誤算が


知名度が低いスズメベース。実は、本の完全無料貸出をしていた時から、知名度の上がり方がいまひとつでした。会員数はあっという間に200人になったのに…。

何でだと思いますか?

いい本を無料貸出していたので、家族には教えるけど、他の人には教えたくない…という話が、ちょいちょい耳に入ってきました。

え!そんなもの!?

それこそ、秘密基地にしておきたいという気持ちだったり、みんなに知られたら本が借りづらくなる…という気持ちだったり、様々だったみたいです。人間って………と思いました。でも案外動物もそんなものかもしれません。みんなに知られたら、確かに混んじゃいますもんね。

無料でも有名にならなかったスズメベースが、有料完全会員制になった時、知名度がさらに落ちました。悲しさはあったけど、安全で安定ならばいいかな~とも思っていました。趣味ですし、荒れるよりいい。

有料完全会員制にしてからも、うまくいっていた時は会員が25,6人くらいいて、物販もやっていたので、ビジネスとしてじゃなければ、微かな赤字で済んでいました。だならなおさら、これでいいや~と思っていたんだと思います。

その時からずっと机の人気がなくて、使う人が滅多にいなかったんです。いろいろなタイプの机を置いてみたり、工夫もしたけどやっぱり人気がなかった。最終的には机の上に棚を置いてしまった程でした。

だから私もゴーゴーリフレさんも、12月からの新スズメベースでも、机は全く人気がないだろうと思っていて、全メンバーへの「なんならば使えるよ~」程度のおまけのつもりで考えていました。

それが蓋を開けてみたらびっくり!物販したい人があまりこない。机を予約できるから箱メンバーになりたい…という人ばかりが、見学希望で来ました。

いやいや、スズメベースの机はたったの4席で、ビルのエントランスの片隅ですよ。冷暖房の効きも悪い。ちょっと困りました。利用上限も決めていなかったし。

おまけ的なものですから、月に1,2回程度ならば負担する月額に対して順当だけど、毎週数時間ずつの予約となると範囲を超えていて、メインメンバーよりスズメベースを使うことになります。それは完全に価格崩壊です。誤算でした。思っていたよりも早く、価格破壊が起きてしまいました。

さらなる問題も

他にも問題が急浮上。

新しいスズメベースは私が毎日いる訳ではないので、誰かが鍵でシャッターを開ける必要があります。メインメンバーには渡す予定でしたが、メインメンバーがいない日に、他のメンバーが使う日はどうするのか…。

まだこのことは解決していません。でも、メインメンバーで話し合いをしています。

私にとってはとても嬉しい話し合いです。この話し合いをすることで、お互いの考えを知ることもできるし、団結心も出る。私は3年以上、1人会議を余儀なくしてきたので、話し合える人がいること、増えることは嬉しいことです。

新しいスズメベース、いいじゃないですか(笑)

私とゴーゴーリフレさんは子育てをほぼ終了しているので、12月も1月も、ついでに3月も4月も、あまり変わりない生活なんですけど、新規のメインメンバーさんたちは、まだ子育て真っ最中なので12月は忙しい。

だから12月はプレオープン的な状態です。そんなこともあって、鍵のことや使い方はのんびり決めていけばいいのかもね、と思い始めました。

新規メンバーの募集も終盤


メインメンバーはメインのメンバーで、メイン以外のメンバーの方が優遇されてしまっては、何倍もの会費を払っているのにおかしなことになります。ルール作りはパズルのようで、すごく難しいです。

ただ、そのことを考えていると、新しいスズメベースは何を重視するのか…が、自ずと決まってきている気がします。

それでいうと、新規のメインメンバーはしっかりしているけど、子育て中なだけにキチキチではなく、ゆるくやりたいんだな~と思いました。子育てや家庭を蔑ろにしていない。それはいいこと。

ということで、これからもたまに開いてないスズメベース、ゆる~いスズメベースでやっていけるんだなと思いました。ちょっと安心。(いや、安心しちゃいけないのかな)

でもまだカレンダーには空欄があるし、メインメンバーや、メインメンバーの変種「奥メンバー」が、もう少しだけ欲しいです。

箱メンバーは定義が不明瞭になってしまったので、一旦募集終了です。

暢気に物販したい人、施術したい人…を募集中です。尚且つシェアの精神がある人、よろしくお願いします(笑)

東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。