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筆ペンを習う

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大人の手習い。 筆ペン学習の記録です。
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筆ペンを習う~長短~

横画が同じ方向に複数ある場合、一画だけ長くして強調する→寺、喜、書、幸、三、親、謹、寿・・・ 左右の払いを長くして強調する→東、春、木、恭、暮・・・ 女は外に出たいから、屋根から手を伸ばす→安 子どもは家の中で守ってやる→字 と先生から習いました。 曲がった後の横線を長くして強調する→也、元、光、色・・・ そりを長くして、強調する→残、成、哉、我、紙・・・ 【行書き、全体の整え方】 ・字形と文字の大小が整い、中心が揃うと、行の幅に美しい変化が生まれる。 今回の行書き

筆ペンを習う~方向(右払い)~

左右に払う時、右払いは左払いの終筆より少し上で払う⇒金、昼、発、食など しんにょう、そうにょう 〇行書き、全体の整え方 行末の位置を定める時、行の残りの3分の1くいから文字の大小や字間を調整する。 右払いは、書き方さえわかってればなんとかなる。 問題は、初期の頃からずっと左払いなのだ。

筆ペンを習う~方向(連続する左払い)~

・左払いが連続する時、方向を変える。 久、夕、冬、ぎょうにんべん、けものへん… ・左払いが縦に並ぶ時は終筆部を広げる。 ・左払いが縦に複数並ぶなら、徐々に終筆部を広げる。 さんづくり、物、象… ・左払いが横に並ぶ時は終筆部を近づけて狭くする⇒夏、友など 筆ペンのインクが切れかかっていても、交換してすぐでも、穂先の扱いが難しい。 程よいインク量が、こんなにも書くことに影響するとは。 腕があれば、そこまで気になることでもないんだろうが。

筆ペンを習う~方向(左払い)~

左払いの4方向。 A 横気味。 B 左下へ。 C 真下に進み、途中で大きく方向を変える。 D 終筆部で方向を変えて左下へ。 左払いを極めると、途端に字が整う感じがする。 たかが方向だと思ってはいけないな。 それにしても、左に払うって難しい。 左利きの人はどうなんだろう?

筆ペンを習う~方向(折れ)~

同じ一週間なのに、なぜか、すごく時間が空いた気がします。 筆ペンを持つ手が定まらない・・・。 横線の方が縦線より長い時、内側に折れる→白、向、南、西など 毎回言うけど、文章は本当にキツイ。 筆ペンで長文とか書けるようになるのかなあ。 構成として、大きめの文字をさんざん練習したあと、小さい文字で複数の文章書いて、そのあとまた大きめのマス書きが出てくるんだけど、筆先の感覚がバグりまくりで大変なのよ。 同じ筆ペンで書くんだけど、これ筆記用具替えていいのかな? ダメだよな・・・

筆ペンを習う~交わり方~

・ほぼ中央で交わる ・右寄りで交わる ・左寄りで交わる ・中央で交わる 筆ペンで文章を書くのがホントしんどい。 一文字、単語、熟語を書く分にはまだいいけど、長文なんてとてもじゃないけど、気が狂いそう。

筆ペンを習う~接し方~

画の接し方について学びました。 強い筆圧の線に弱い筆圧で接するときは、深く→上。 ほほう。 弱い筆圧の線に強い筆圧で接するときは、浅く→平。 なるほど。 閉じる画が4画目以上の時は、縦画を出す。 浅く接するとは、穂先だけ入る感じ。 四角□の中が空っぽの時は、横画を出して閉じる。 四角□の中に、一なり十なり口なり、何かしら入っている時は、縦画を出して閉じる。 せっかく習ってるけど、これ、公にしていいのかな。 ちょっと心配になってきた。 文字を書く上で当たり前のことなら

筆ペンを習う~カタカナ2~

もう大体、週一ってペースでいいかなっていう感じになってきましたが、相変わらず「はらい」が苦手なのは、週一ではどうにもならんのでは・・・。 もう少し筆ペンを持つ時間をとりましょうかね。 それでも、「朝活書写」を書くようになって、短文・短時間でも書写に向かう時間を毎日続けているという行為は意外と重要で、なんとなく美文字へ向けての蓄積がなされているなあと実感するわけですよ。 これで、朝活書写も同じ筆ペンで毎日続けてたら、また違うかもなあとは思ったりするんですよね。 あっちは毎日

筆ペンを習う~カタカナ1~

なかなかまとまった時間か取れず、2週間開いてしまいました。 カタカナの練習に入りました。 どの字でも出てくる「はらい」はホント苦手ですわ。 まあ、はらいだけじゃないんですけど、ミの線ってどうなってんの? 入りからして分からないんですが。 あとヘを書くと、後半自分の手で行先が見えないんですが、これはペンの持ち方の問題でしょうか。 横向きのはらいが特に無理なので、チが1画目でコケます。 こう書けばいいはずってのは分かってるんですけど、表現がついていきません。 ぐぬぬ。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな10~

とうとうまとめまで辿り着きました。 とにかくひらがなにおける曲線は難関です。 鳥啼く声す 夢さませ 見よ明け渡る 東を 空色映えて 沖つ辺に 帆船群れ居ぬ 靄の中 「鳥啼歌」は、明治36年、新聞で新しい「いろは歌」が募集されたときの一等に選ばれたもの。 天(あめ) 地(つち) 星 空  山 川 峰 谷 雲 霧 室 苔 人 犬 上 末 硫黄(ゆわ) 猿  生ふせよ 榎の枝を馴れ居て 「あめつちの詞(ことば)」全てのかなを重複させずに使って作られた歌。 平安時代初

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな9~

一週間ぶりの筆ペンです。 名月をとってくれろと泣く子かな 小林一茶 まんまるい十五夜の月を取ってほしいと、子どもが泣いている。 星空へ店より林檎あふれおり 橋本多佳子 星空が輝いている。 店に並べられているリンゴが、空へむかってあふれだしたようである。 これで、五十音は一通りさらったかな。 次はまとめだー。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな8~

あのー、右回りのはらいって、どうしたら書けるようになるのでしょうか。 紫陽花や溜めてはこぼす雨の音 成田蒼虬 紫陽花が咲いている。 雨が花にたまり、ときどき花が傾いてこぼれる。 その音がする。 「あめのおと」とか、はらい連発で最悪なんだけど。 大空に伸び傾ける冬木かな 高浜虚子 よく晴れた大空に、葉がなく枝が見える冬木が伸びている。 寒さが厳しく身の引き締まる感じがする。

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな7~

ひらがなも、だいぶ進んできました。 何回書いても「の」難しいなあ。 春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝蕪村 春の海。波には日があふれ、一日中ゆったりと、のどかにうねっている。 閑さや岩にしみ入る蝉の声 松尾芭蕉 ひっそりとして静かである。 蝉の声だけがしているが、岩にしみこんでいるようだ。 (その声で静かさが一層強く感じられる。)

筆ペンを習う~楷書に調和するひらがな6~

つ、の、などもそうだけど、わ、ろ、みたいなゆっくり大きくまわってはらうの難しいなぁ。 ひらがなの中で、「ことめる」は小さく書く。 「ちら」は、やや小さく。 なぜか、「の」って小さく書く気がしていたけど、案外でかいのね。 斧入れて香におどろくや冬木立  与謝蕪村 斧を打ち込むと、新鮮な木の香がした。 枯れ木のようにみえたので、よけいに驚いた。 夏草や兵どもが夢の跡 松尾芭蕉 ここは夢をかけて戦った古戦場である。 今は夏草だけが茂り、はかない夢のかたみのようである。