すずめ

猫と映画とアートと音楽が好き。 アニメ、料理、動物ジャンルにも反応します。 人に優しく…

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猫と映画とアートと音楽が好き。 アニメ、料理、動物ジャンルにも反応します。 人に優しく、そして自分自身も大切に。

最近の記事

貧困・ネグレクト・放置子~ある少女との出会い~

次男が小学校入学後の付き添い登校と転校に関することはまた別に詳しく書こうと思っているが、今回は、その付き添い小学校生活で出会った1人の少女のお話。 次男が入学した学校は市内でもマンモス校の部類だった。次男のクラスの担任は中堅どころの女性教師で、前年度までは6年生の担任。子どもに厳しい先生だと噂で聞いていた。 実際に私も教室の最後部に椅子を置き、その後約2か月に渡って付き添いの小学校生活で授業の様子を見ることになるわけだが、この担任がなかなかの曲者。 小学校に入ったばかり

    • 社会正義とは?『無知のヴェール』について考える

      Xのタイムラインを見ていると、あっちでもこっちでも問題が勃発しているので、ここで『無知のヴェール』について書いておこうと思う。 『無知のヴェール』は、アメリカの哲学者ジョン・ロールズが、著書『正義論』の中で提唱した概念で、社会的・政治的な公正さを考える際に、個人の立場や状況にとらわれず、公平な判断を行うための思考実験として提案された。 ある状況で公平なルールを決定する際に、参加者全員が自分の社会的地位、能力、性別、人種、財産、宗教など、個人的な情報を知らない状態を想定する

      • 偏見が人との間に壁を作る。長男の言葉にハッとした日のこと

        私には3人の子どもがいる。 今は成人して結婚した長女、成人して働いている長男、高校生の次男だ。 下の2人の息子たちには発達障害があり、どちらの子も3才児検診で相談して4歳で「自閉症スペクトラム」と「ADHD」の診断がついている。 離婚後、長女が小5、長男が小1の時に他府県に引っ越して転校したのだが、転校先の小学校は田舎の小規模校で、1学年に1クラス、人数も30人に満たないクラスだった。 長男のクラスには、喘息発作を持つ子、心臓疾患で手術を繰り返している子、生まれつき手の指

        • 戦争映画、邦画と洋画で視点が違うと感じる理由をAIに聞いてみた

          8月15日は終戦記念日。 そこで、この2日間で邦画の戦争映画を何本か続けて観た。 観ているうちに何だかモヤモヤしてきたのだが、それは洋画の戦争映画との描かれ方の違いによるものだと気づいたので、AIにそう感じた理由を聞いてみた。 以下が、そのやりとりだ。 【AIの回答】 日本の戦争映画が自国の加害性や残虐性をあまり描かない理由は、複数の歴史的、文化的、社会的な要因に起因しています。以下はいくつかの要因です。 1. 歴史的背景と戦後の影響 第二次世界大戦後、日本は戦争の

        貧困・ネグレクト・放置子~ある少女との出会い~

          ChatGPTに「歴史否定論者」が生まれる理由と対策を聞いてみた

          ChatGPTに、「歴史否定論者」が生まれる理由について聞いてみた。 理由だけではなく対策についても回答があったので、ここに共有したい。 以下は回答。 「ホロコーストは無かった」や「南京大虐殺は無かった」といった歴史否定論がなぜ生まれ、その背後にどのような要因があるのかを理解することは、現代社会における重要な課題です。ここでは、否定論者が史実を無視したり、歪曲したりする理由をまとめ、それに対する対策についても考察します。 否定論の背後にある要因 認知的不協和 概要:

          ChatGPTに「歴史否定論者」が生まれる理由と対策を聞いてみた

          雪の降る寒空の下、何故3時間も彼を待てたのか

          もう遥か昔の話。 高校時代から可愛くカッコよくスポーツ万能だった1つ年下の彼は、同性の友達も多く女子生徒からキャーキャー言われるような目立つ存在で、私もそんな「追っかけ」の中の1人だったのだが、それが恋愛対象としての気持ちか?というとそうではなく、アイドルを見るような気持ちだった。 そんな彼を私が気に入ってると知っていた同じクラスの友人が、たまたま彼の友人と付き合っていたこともあり、高校時代に紹介という形でダブルデートをしたこともあったし、学校の中で顔を合わせれば時々話を

          雪の降る寒空の下、何故3時間も彼を待てたのか

          頑張った自分を思い出した断捨離(1)

          私はまだ高齢者ではないが、持病があることや残された子どもたちが遺品整理で困らないようにと、数年前から終活を意識して機会を作ってはあちこちの要らないものを断捨離したり、エンディングノートに記載したりしている(その一方で増え続けるモノとも格闘している)。 今日、1人目の夫(離婚直後に交通事故で亡くなっている。1人目と書いたということは、2人目もいた【過去形】ということ)に関連する書類を整理しておこうと思い、書棚の下の開き戸を開けて以前にまとめてあった紙袋を取り出し、続いて子ども

          頑張った自分を思い出した断捨離(1)