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すずめの高校時代と英語との関わり2

こんにちは。すずめのえいご屋さんにようこそ。

執筆者のすずめです。

前回からすずめの高校時代の英語との関わりについて書き始めました。

今回はその続きです。

今回は主にそこで出会ったオールイングリッシュの授業についてすずめなりに考えを含めて書いていきたいと思います。

オールイングリッシュとは

オールイングリッシュとは英語の授業をすべて英語で行うことを言います。

基本的に日本語は使いません。

すずめは高校の英語科に入った時、はじめてこのオールイングリッシュの授業を受けてとても戸惑ってしまいました。

なにせ何を言われているかさっぱりわからなかったからです。慣れるまで3ヶ月から1年くらい掛かりました。英語の雰囲気を味わうのにはとても有効な方法だと思います。

後に英語講師としてすずめもオールイングリッシュの授業に取り組むのですが、この高校で受けたオールイングリッシュの授業がとても参考になりました。

オールイングリッシュで無理なこと

実はオールイングリッシュで授業を行うとしてもどうしても無理なことがあります。

それは文法の説明です。

英文を文法用語を使って説明したい場合、その文法用語まで英語で行うのは効率的であるとは思えません。

すずめは文法も英語を使ってレッスンしようとしたことがありますが、例えば「接続詞」を説明するとすると、まず「接続詞」の英訳の"conjunction"(コンジャンクション)という言葉を導入しなければなりません。

さらにここからこの"conjunction"がどういうものなのかを英文で説明する必要があるわけです。

Conjunction is a word which can connect sentences.

最低でもここまで説明は必要です。

ところが、日本語で「接続詞」と説明できれば、「文と文をつなぐことが出来る語です」ということも出来ますが、既に日本語での文法を学んでいるならば、「つなぎ言葉」で説明が出来ます。

英文で説明する場合は最低限でも中学3年生で学ぶ関係代名詞の文法知識がないと、英文で説明ができたとしても伝わりません。

こういったことから、主に現在日本の英語教育で求められているオールイングリッシュとは教室内でよく使う言葉を英語で行うクラスルームイングリッシュの徹底くらいまでなのではないかとすずめは考えています。

実際、すずめが高校で受けたオールイングリッシュの授業はクラスルームイングリッシュが徹底されているタイプの授業で文法などの説明はさすがに英語ではありませんでした。

ただ、すずめの担当の先生の授業は非常に日本語の説明は少なく、かなり英語の発話の多い授業で、この時受けた授業が今のすずめのレッスンスタイルに大きな影響を与えています。

文法説明を英語で行わないにしても、かなり日本語の発話の少ない授業は可能ですし、また学習面でも良い効果を持つと思います。

文法説明の少ない英語の授業の進め方につきましてはまた別に書いてみたいと思います。

クラスルームイングリッシュと高校英語

クラスルームイングリッシュはだいたいどの学習段階でも同じものが多く、ある程度覚えてしまえば普段のレッスンではかなり流暢に使えるようになります。

代表的なクラスルームイングリッシュをいくつかあげておきます。

皆さん、こんにちは。
Hello, everyone.

今日のレッスンをはじめましょう。
Let's start today's lesson.

今日の日直は誰ですか。
Who are on today's duty?

授業のはじめでしたらこのような感じで、

授業中でしたら、

教科書の15ページを開けて。
Open your books to page 15.

ノートを出して、これを書き写しなさい。
Take out your notebooks, and write this down on your notebooks.

とまあこのようにだいたい使われる言葉は決まっているので、数ヶ月から1年も使って授業を行えば、教える側も問題なく流暢に使えるようになりますし、学習者もしっかり指示に従うことができるようになります。

事実、すずめも高校1年生の終わりまでにはすべての指示を英語で受けても大丈夫になっていました。

ただ、だからといって英語がペラペラになっていたかというとまた別の問題なので、クラスルームイングリッシュができることと、英語が話せるかということはまったく分けて考えた方がいいと思います。

クラスルームイングリッシュについてはある程度よく使うものをまとめて書きたいと思います。

オールイングリッシュが大学の授業で使われる場合

すずめが体験した高校までのオールイングリッシュはクラスルームイングリッシュが徹底されたものでしたが、短大の英文科で受けたものは正に本当のオールイングリッシュの授業で、文法説明もすべて英語で行われていました。

大学などで行われるこのフルタイプのオールイングリッシュの授業は指導する側も受ける側もかなり高度な英語力が求められるので、やはり短大や大学レベルからがちょうどいいかな?とすずめは考えています。

ただ、いま中学からオールイングリッシュの授業を行う取り組みが出ていますので、数年経てばこのフルオールイングリッシュの授業は高校くらいからできるようになるかもしれません。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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すずめが短大でフルオールイングリッシュの授業に苦戦した日々を小説として書いたものがありますので、そのうちこちらにあげたいと思います

次回の記事もどうぞよろしくお願いいたします。
 




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