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「舞台」じゃないんだ。「コンサート」だ!:映画評「アメリカン・ユートピア」

トーキング・ヘッズの「ストップ・メーキング・センス」を観たのは、吉祥寺のミニシアターだったか、ビデオの方が先だったか。
何となく背伸びしなきゃいけないような気がしてたトーキング・ヘッズのライブが、面白くって、ポップで、カッコいいことに気付かされました。

で、ディヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」。
ブロードウェイでのショーをスパイク・リーがフィルムに収めています。



予告編とかを見て、「ブロードウェイ・ショー」ということもあって、てっきり僕はコレを「舞台」だと思ってたんですよね。
音楽は録音か何かで、それに合わせて舞台の上でパフォーマンスをしている…みたいな。



でもコレ、「コンサート」なんです。
グレイのスーツを着て、裸足で舞台で踊り、楽器を演奏する彼らが音楽をソコで奏でている。
ケーブルを外し、楽器を身につけ、自由に動き回る彼らが「バンド」であるということ。
一番の驚きと興奮はソコでした。
(エレキはワイアレス・アンプでしょうね。パーカッションとかはマイクなのかな?身体につけてるのかしらん)


ライブとしてのテーマはあって、移民であり、リベラルであるデイヴィット・バーンが、BLMや移民政策なんかにも言及しつつ、政治への参画(投票すること)を訴えています。
それはそれで訴えてくるものがあるんですが、それを除いても、ライブ・パフォーマンスとしての素晴らしさがあります。
面白くて、ポップで、カッコイイ。
「ストップ・メーキング・センス」よりも、もっともっとシンプルなライブだけど、やっぱり「最高!」
上がったなぁ。
ディヴィッド・バーンは相変わらずディヴィッド・バーンだったしね!



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