見出し画像

キャプテン・アメリカがヘタレ男になって右往左往:映画評「ゴーステッド」

「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンスと、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でボンドガールでスパイを演じたアナ・デ・アルマス主演の、Apple TVオリジナル映画。

CIAの凄腕スパイ(アナ)が、自分の生き方に迷いを覚えている時に、ファーマーズ・マーケットで農夫(クリス)と出会い、一夜を過ごす。
「運命の出会い」と思った農夫は、彼女を追ってロンドンへ行くが、そこで任務中の彼女と間違えられて武器商人に拉致されてしまい…



と言う展開。
20年前だったら男女は逆の立場で製作されたかも。
そう言う意味じゃ「今風」なんですけど、それが鼻につくんじゃなくて、自然な感じなのがいいかな。
その分、良くも悪くも「アク」がないって言えるかも…だけどw。



人生を変えることに臆病で、ややストーカー気質のあるヘタレ男を、「キャプテン・アメリカ」を演じるクリス・エヴァンスに振ったところがミソ。
時々ヒーローっぽい振る舞いになっちゃうけどw、全体としては悪くないんじゃないかなぁ。
「農夫」って感じはするしw。


アナ・デ・アルマスの役は最初はスカーレット・ヨハンソンの予定だったとか。
キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウの再共演!
は見てみたかったですけど、アナ・デ・アルマスもなかなか良い感じです。
ま、僕はもともと好きなんですけど。
確かにルックス的にはスカーレットの方が「凄腕スパイ」に…ってのはルッキズムかしらん?


2時間弱、楽しく時間を過ごすって言う意味では、選択としては悪くない作品。
典型的なデートムービーです。
「映画館に行く」んじゃなくて、「自宅のソファで」ってのが今風ですがw。
(僕は本店出張帰りの新幹線の中で観ました。これも今風)


#映画感想文
#ゴーステッド
#appletv

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?